2話、まずは食料調達?
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今日の確定テイム枠でロックドラゴンをテイムした。
つまり今日はもう魔物のテイムはできない。
他の事をしよう。まずは住むところと食べるものの確保だ。
住むところは、究極の最悪の場合、ロックドラゴンの体の影でいい。マジででかい。クローラー・トランスポーターくらいでかい。わかりづらいか。
だからまあ、この子の足元なら雨宿りもできる。
ていうかなんでこんなバケモノがこんな所にいたんだ?私にとっては幸運だが、普通に考えておかしいだろこのデカさ。なに食ったらこんなんなるんだ。魔物説明では、肉でも木でもなんでも食うって書いてたが、主食は岩石らしい。そりゃロックドラゴンぽくていいや。
ロックドラゴンをテイムしたおかげで、私はほぼ無敵になった。いや、わからないけど。多分、ロックドラゴンを倒せるくらいの攻撃力をもった敵が出てこない限りは死ななくなった。そんなのがいたとしたらそれこそ魔王とか、もっとデカいなにかとか、おなじロックドラゴンか、それくらいだろう。
魔の森とはいえ、そんなバケモノがポンポンいるわけがない。ということで、森に入って果物でもとろう。……毒もわからんけど大丈夫だろう、体力増えてるし。
魔の森は、鬱蒼と茂った植物に埋め尽くされていて、薄暗い。
しかしそのへんに雑にいろいろな実がなっている。実を取ろうとした魔物が、蜘蛛のような魔物に刺殺された。……ロックドラゴンを見たあとだから恐怖が薄れてるのかもしれない。普通にこわいが。軽自動車くらいのサイズだぞあの蜘蛛。
……こっちを見られた気がする。鳥肌がたつ。だが、向かってはこない。今日の分はもうとれたということだろう。見逃して貰えた。
仮に糸でグルグルにされた場合、私はどうなるんだろう。攻撃は喰らわないけど、糸から抜け出す力もないはず。……詰みかもしれない。怖くなってきたので、大きめのなにかの実を2個ほどだけ抱えて、すぐに森をでる。
……ロックドラゴンの近くに居ると安心する。テイムしたからか、恐怖はまったくない。心の繋がりのようなものを感じる。
「さて……天気いいし、ロックドラゴンの上で寝ようかな。安全そうだし。……明日は食料調達につれていける魔物を探そう。この子はさすがに連れ歩けないわ」
ロックドラゴンはデカすぎて森にはいれられない。更地にするなら適任なんだろうけど。
「さっき見た蜘蛛みたいなのもいいけど、かわりに食べ物集めてきてくれそうな魔物もほしいなあ……蜘蛛ならお肉とってきてくれたりするのかな?……明日は蜘蛛にしよう。また会えたらいいな」
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