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107話、おみせ

よろしくおねがいします。


68日目。

今朝もみんなで朝ごはんを食べ、いつも通り街の見回りをして、というルーティンをこなした。


「今日紹介するのは魔力不要の……」


ハヤトの兵器開発も順調のようだ。


ドワーフに頼んでいた圧力鍋も、ほぼ完成したようだ。これで煮込み料理がさらに美味しくなるだろう。やったね。

次はなにをつくってもらおうかな。


ゴールドから買った家畜も、なんだかんだで育ってきている。

最初に貰ったニワトリは、最初の姿のままでニワトリたちのボスをしている。生まれたニワトリ達はサイズがおかしいが、小さいボスにしっかり従っている。畑に放牧して、食べていい野菜や害虫などを食べて貰っている。頭がいいのか、ほとんど言うことをきいてくれるそうだ。当然、毎日大きな卵を産んでくれている。卵は完全栄養食といわれるくらい、栄養価が高い。住民には毎日一個は食べるように言っている。殻や糞は肥料につかえるし、ニワトリは最強の家畜だよ。

ゴールデンホルスタインのいる牧場では、普通の牛や豚も育てている。食肉用に育てるつもりだったが、肉は足りているので、今のところは賑やかしになっている。畑の開墾の手伝いとかさせてもいいけど、スケルトンがいっぱいいるからなあ。


城壁の建設も、なかなか進んでいる。

石は最初の頃は荒野から切り出して運んでいたが、今は地属性をつかえる魔法使いの出した石を加工して組んでいる。スラちゃんが超活躍している。当然、他の子もめちゃくちゃ働いている。壁があるだけで、安心感が強まるなあ。


アリスいわく、今のところは街の運営に大きな問題が起こっていないし、しばらくは問題ないそうだ。

水の問題も、緊急時用の川からの引き込み工事があと半分くらいで終わるという。はやいね。


調理班も、毎日毎日研鑽を続けている。

店舗の準備もしているのだが、いままではアリスが管理するデータが増えてしまうって事で後回しにしていたのだが、ロミオが来たのでそろそろ進めようという話になった。もうしばらくすれば、調理班のうちの数人が店を構えるだろう。調理班自体は、公費で雇い続けるが。


「ケーキ屋さんとかできるかなぁ」


「マリアが喜びそうですわね? 」


そうなんだよね。喜ぶと思う。一日一個まで、とかの制限つけないとな……お小遣い制にするか?


「ほかになにができるかな?」


いろんなお店が出来たらいいと思う。

食べ物だけじゃなくて、家具、食器とか、衣服とか。みんな今のところは趣味でやってたり、その人たちにお願いしたりして物々交換で取引してたんだけど。


「わたくしは、やはり大盛りが気兼ねなく食べられるお店がいいですわね。食べ放題、というものが、タキナ様とイサム様の元いた世界にはあるのでしょう? 」


うーん、アリスの食いっぷりだとさすがに出禁かもなぁ。




昼過ぎ。

今日は迷宮に行く……つもりはあったのだが、メンバーが誰も集まらなかった。

イサムは子供たちに捕まってるし、ヒナはゼストにぶっとばされ、じゃなくて稽古してもらった後で動けないし、ゼストは寝たし、ベルゼはアリスとロミオの補佐と、城の管理と、虫と魔物による警戒網の管理がある。あれ、ベルゼ、働きすぎでは?


というわけで、ひとりで迷宮は寂しいので、今日はゼストの城の地下を覗こうと思う。




「誰にしようかなぁ」


檻を眺めながら歩く。 まだまだいっぱいいるねえ。


「うーん、必要なのは……食べ物産むようなのいないかな? いないか」


マジックトレントみたいなのが欲しいが、ここにはさすがにいないか。

それなら。どうしよう。


「お、この子……うん、もしかすると?」


この子自体はどうかわからないけど、今いる子と組み合わせると……?

よし、じゃあこの子にしよう。


「はいテイム!よろしくね!」


うんうん、かわいい。もちもち。

どうなるか楽しみだなぁ。

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