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102話、いろいろお祝い焼肉パーティー

よろしくおねがいします。


さてさて、二十万の魔物の中での唯一の生き残り、私がテイムした魔物の情報をみてみよう。わくわく。



エロウゴブリン。

個体名、テセウス。

魔法、呪い、聖気、気術、遠距離攻撃、投擲等、直接物理攻撃以外を無効にするユニークスキルをもったゴブリンの英雄。

神に楯突いたため、数百年前の人間の勇者に封印されていた。

危険な冒険と戦闘がなにより大好き。ゴブリンの中でも特に女好きで、高貴なメスゴブリンに目がない。

武器は、不死殺しの魔剣である黄金のナイフ。



なるほど、直接物理以外効かないからマウドラ君のブレスに耐えたのか。それなら踏み潰してたら勝ってただろうね。

でも、結構強い子だ。特に実体のない魔物には絶対に負けないのがいい。魔法使いにも負けないね。

しかしどこに配置するか。戦闘が好きなら、アビスの九層とかでワイバーンとグリフォンを狩ってくる班でいいかな?ドラゴニックバジリスクとカイザートロルが居る班だね。でもワイバーンもグリフォンも直接物理攻撃か。それなら十四層で魚とってもらうか。もう一体をお供として魔物生成して。輸送能力的に、スライム娘でいいかな。何故かメタル化とかできるし大丈夫でしょ。ロストしない。

というわけで、よし。使い道も決まったし。


「戦闘終了!みんなお疲れ様。帰ってご飯にしようね!」


スラちゃんはすでにちょっと食べてるが、見なかったことにして。

祝勝会だ!……最近高頻度でやってる気がするな?





「いや……お見事と言いますか、なんといいますか。本当にこちらに移住しましょうかね……?」


ゴールドはそういう。辺境伯が移住はさすがにやばいでしょ。国が無くなってから来てくれ。私は国とは争いたくないぞ。いや、国じゃなくても人とは争いたくないけど。


「見事だった、タキナ陛下。これ程の力があるのならば、このゴールドが俺をこの地に預けるのも理解できる。改めて、世話になる」


「あっはい。のんびりゆっくりしてくださいね」


ロミオ王子も御満悦のようだ。よかった。

とりあえずデモンストレーションも完璧だったので次。

祝勝会。焼肉パーティー。やるぞ!


「準備はさせております。もう暫くお待ちください」


さすがやり手執事。ベルゼは気が利くねぇ。




魔王軍の雑兵討伐祝勝会、そしてロミオ王子含む新たな住民の歓迎会、あとついでにゴールドに対する食料活用法の提供やらプレゼンやらの、果物野菜魚木の実にパンに肉になんでも食べ放題焼肉パーティーの開催だ。ただのパーティで良くないかって?焼肉パーティーじゃないとダメなの。肉がメインだからね、一応。


「うむ、どれも美味だ。特にパン。俺はこれほど美味いパンを食べたことがないぞ」


「そうなんですの。王族が食べられるほどの高級なパンですら、この街で配給されるパンには敵いませんのよ」


アリスはロミオとゴールドを案内しながら、色々なものを食べたり食べさせたりしている。

ゴールドは自国の土地でも食べられそうな食材の新しい調理方法を知りたがってるし、ロミオは食べた事のないような新しい味を知りたがっている。アリスなら両方上手く案内してくれるだろう。


そして私は、差し出された新作の焼肉のタレに舌鼓を打っている。


「え、美味……これ、どうしたの?」


調理班の人が居たので聞いてみた。


「イサム様が残してくださったメモに、焼肉のタレに使うべき食材が書いてあったのです。配合は研究しましたけど、おかげで納得のいくものが出来ました。美味しいですか?」


「いや、マジで美味しいよ!? お肉の脂とのマッチングがほんっとうに神がかってる。これは天下とれるよ?」


「当然、イサム様のメモと、調理班のみんなの研鑽のおかげでもありますが、やっぱり素材の格が違いますからね……」


素材の格が違うのはわかる。でもそれを除いても、確かにバランスのとれた最高の焼肉のタレだと思うんだよな。

いやぁ、ほんとに満足。コレを基本に、さっぱりこってりとか辛い甘いのバリエーションを増やしていってほしいね。


「働いた後に食う肉は美味しいなぁ!」


働いてない日に食う肉も美味いんだけどね!

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