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魔女失格  作者: 千種霞
恋愛の魔女
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探偵部活動2

そして白井と俺は旧校舎四階から一階まで降り新校舎の2階まで上がり、階段を上がったすぐそこの教室が依頼者のいる教室だった。


白井はすぐ近くの教室の後ろのドアから入ろうとした。


「———鎌瀬くん、ドアが開いていないわ」


そう言って俺の方を向く。


だが俺はそんな白井に構わず、まっさきに前のドアの方に歩いて行った。


「白井こっちなら空いてるぞ」

俺は白井の方を向きながら、前のドアを指差して言った。


「———あら、そう」


白井は少し何かを考えたあとに言った。


そして俺たちは教室に入る。


そこには依頼者らしき人物がいた。


「貴方が探偵部の人ですか?」

依頼者らしき人物が白井に問いかける。


「ええ、そうよ私が探偵部の部長の白井紗夜よ。そしてここにいる不健康そうな人が鎌瀬海くん」


白井は依頼者対して、まさにテンプレの対応で返す。

てか俺そんなに不健康な顔してるか?


依頼者は目元を一回擦って目をも凄く開いて白井の方を見る。そして驚きつつ依頼者が言う。


「ああ、白雪姫じゃないか!、間近で見るのは初めてだ、サインください!」


白井は少し面倒さそうな顔するが、慣れたようにファンに対する対応する。


「はいこれで良いかしら?」

やっぱり白井は有名人なんだな。

俺は少し白井を見直した。


「すみません、申し遅れました

二年B組結城雅史です」


結城さんは慌て名を名乗る。


俺は窓側へ行き窓の外を見る。

そして白井は息を整えて言う。


「早速依頼の方に移りたいわ」


白井は本題に入ろうとしていた。


そして結城さんは依頼内容を白井に話す。

その内容はまさに例の二つ事件の、


同じB組の田中圭が魔女て名乗る奴に殴られた事件だった。


「その魔女から私を守って欲しいのです」


結城さんは震えながらぼそっと言った。


「———守る…どういうことかしら?」


白井は左手を胸の辺りに置いて右手を顎の下につきながら首を傾げる。


「結城さんもしかして犯行予告でもされてるんですか?魔女とやらに」


俺はすかさず問いかける。


結城さんはズボンのポケットから一枚の紙を取り出して俺に渡す。


そこには書いてあったのは

私は魔女だ。今晩日が隠れ始める頃に貴方を殺しに行く。


という内容だった。


———うん、この茶色のシミなんだ。土か?

紙のはしこには目立つシミがあった。


「それが本当なら四時から五時あったりに犯人が来るって事ね」


「今が3時だからあと一時間てことか?」


結城さん、白井、俺

とで結城さんを魔女から守る作戦を考えていた。


「白井さん、僕が囮になるよ!」

結城さんは震えながらも力強く言った。


「———いいのかしら?貴方一人にしても?」


白井はまたもや首を傾げる。


だが白井は少し間を置いてから、

少しクスッと笑てから言う。


「いいわ、その作戦乗るわ。」


奇妙だ。白井がこんなにすんなり人の意見を認めるか?


「鎌瀬くんちょっといいかしら?」


その瞬間背筋がゾッとした。


「じゃあ結城さんまた会いましょう」


そうして教室のドアを閉める。


そして俺と白井は教室を出て。すぐ近くのところに身を寄せることにした。

犯人が来るまで、、、

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