魔女探しの始まり
———そして、現在に———
「ちょっと待ってください。それって私が魔女にならないと願いを叶えられない事ですか?」
白井は戸惑いながら言う。
「落ち着け白井、確かに他の魔女に譲って貰えればなら、その方法もあるんがだが、
魔女全員がデメリットを知った上で叶えたい願いがあるから、それを譲ると叶えた願いパーだ。
だからそれは無しだな。」
「じゃあどうすれば良いですか?私はどうしても願いを叶えたい。」
白井は強い口調で言う。
「だが方法はもう一つある。
四人の魔女の正体を暴き、願いを叶えることが出来るかも知れない。」
「なら、私探します全ての魔女を、
そして願いを叶えてみせる。」
「なら鎌瀬を使え、こいつは何かと使えるだろ。あと魔女だし。」
先生は俺のこと絶対暇人だと思っているな。
「え、鎌瀬さん使えるんですか?
中三の話し聞くだけで心配になるんですけど。」
顔ひきつらせながら白井は言った。
ちょっとひどくないすか?泣くよそろそろ泣くよ。マジで、
「なら、私の願いを叶えるために鎌瀬くんはすべて魔女を探して。私の為に」
「まぁ良いですけど。俺の客なので最後まで責任は持つ。」
「おおノリ気だな、鎌瀬、
魔女を探す魔女なんて。
鎌瀬お前は、、、」
「魔女失格だな。」