省エネの怪物と探偵
この一件の終止符を打ったのは、
四季崎先生だった。
俺は久しぶりに色々あり過ぎて、
やっと終わって少しホッとしていた。
「白井これで全部終わったな」
「まだ、終わってないわ、鎌瀬くん」
なぜだろうか?
白井が変に真剣な、引きつった様な顔でおれを見つめるのわ。
「貴方でしょう、木崎さんのネックレスを奪って結城さんに脅迫状を出したのは鎌瀬くん貴方よ」
「何を言ってるんだよ、自慢じゃないが俺は省エネで生きてるんだぞそんな面倒くさい事する訳ないだろ」
「はぁしょうがないわねこの話しは私の作り話しだと思って聞いて」
「それはちょうど一週間前くらいだった。ある魔女は結城さんに依頼されるの木崎さんのネックレスを奪って欲しいと」
(なぜですか?)
魔女は理由を問いかけた、
(それは僕が渡したネックレスだから返して欲しい)
とそれで魔女は思ったこのままネックレスを結城さんに返したとしても木崎さんの事をずっと引きずり新しい恋愛が出来ないかもしれないとそこで魔女は考えた
わざと何処かに落としてしまったと嘘をつくを事にした。
だが結城さんはその魔女に思いを組み取らず怒りの方向を木崎ではなく魔女に向けた、そして結城さんは魔女の評判を下げる事にした。
そして結城さんは魔女の姿をして田中圭の前に現れて暴力行為を行ってそれを魔女に罪をなすりつけた。
魔女はそれを見逃す事もなくすぐ行動にする謝罪文を手紙に書き出し結城さんに渡す事にした。
だがその前に手元にあったネックレスを校庭の土の中に隠す事にした。
その時に付いた土が茶色のシミの正体だった。
そして結城さんが話した内容はあながち間違ってはいなかったて事だわ。
時間と手紙の内容以外はね、
結局謝罪の手紙を渡したがそれの思いは届かず
「結城さんはその出来事を使って手紙を脅迫状と
すり替え、それを私に見せてもっと魔女の評判下げようとしたんでしょうね、私の人気を利用してね」
「おいおい……待ってその魔女が俺だと言いたのか、証拠もなく」
「証拠はあるわ貴方の行動のすべてよ」
「一つ目は鎌瀬くんが変だと思うくらい窓側を向いていた事だわクラスにいた時結城さんの教室に入った時
これは私の推測だけど校庭に埋めたネックレスを気にしていたと思うわ。」
「二つ目に関しては鎌瀬くんには言ってはずないのになぜか鎌瀬くんはリア充の揉め事と言った、そしてそれは本当だったこんな偶然あるかしら?鎌瀬くん」
なぜだろうか?その名前の呼び方にやたらに力がこもっているのは。
「三つ目は貴方の発言だわ」
(そんな問題、生徒会はともかく魔女は見逃さないだろ。)
「鎌瀬くんは性格に難があるけど自分の役割には忠実だと少し関わっただけで分かるその貴方がこんな発言するって事は見逃す訳ない魔女の貴方が」
てか聞こえてるのかよ……嬉しいはずなのに少し涙目になっていた。
てかこんなに証拠出されたら
認めざるを得ない様になってるんだが、
いやまだとぼける事は出来るはず。
「いや、そんななの全部偶然だろその話しが本当なら俺以外の魔女も含まれるだろ俺に限った話しじゃないだろ」
「鎌瀬くんが犯人だと思った決め手があるわ
鎌瀬くんは言ったわね省エネで生きてるてなら結城さんの教室に着くまでにあんなに距離があったのに鎌瀬くんは真っ先に前のドアの方に行ったわ、不自然過ぎるわ知っていたんじゃないかしら後ろのドアが開かない事を」
「あーあ降参だ、認めるわ
ネックレスを隠したの俺だ」
俺は認める事にした。
そして俺は白井の話した内容に一つ補足を加えた、
「人の恋が始まるか始まらないかそんなのどうでも良いただ結城さんの性格上、木崎さんの事引きずった場合多分俺のところに毎日の様に来そうだったから
そして単純に俺の消費エネルギーが高過ぎると思ったからだ、だから勘違いするなよ白井……」
白井は満面の笑みを浮かべた、それは人をからかう様な笑みだった。
「まぁーそんなところにしとくわ」
「なんだよ……その人をからかう様な笑い方は」
「なんでもない……」
こうしてこの一件は幕を閉じるのであった、
だがしかし近づく一つ影のが
鎌瀬と白井を覆い隠すであった。
これをもちまして、第一章恋愛の魔女編は終了いたしました。
次回からは第二章友情の魔女編になります。
ここまで読んでくれた、読者様方、ありがとうございます。
次回投稿どうぞお楽しみくださいませ。




