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魔女失格  作者: 千種霞
恋愛の魔女
13/14

省エネの怪物の正体

白井はそういうと噂について語り出した。


「二年B組結城雅史と同じく二年B組の木崎晴美さんは恋人関係だった」


「木崎晴美ってネクレスを盗まれた人だよな……」

「ええそうよ……そして木崎晴美と田中圭は浮気関係でもある」

確かに、田中圭のいい話しはあまり聞いた事ないな、

逆に悪い話しなら俺でも来た事ある?

なぜか納得がいく噂だな。


「その噂がなぜ本当だって言い切れるんですか

白井さん、噂はただの噂人が作ったつくり話かもしれないじゃないですか」

なぜだろうか?結城さんから必死さを感じるのは。

「この噂が本当どうか証明しますよ」

白井は鞄からスマホを取り出し俺と結城さんにあるボイスメモを聞かせる。


(白井•••貴方結城雅史さんを知っていますか?

???•••ええ知ってるわよ、だって元カレだからね

白井•••田中圭と浮気してたとういう噂は本当ですか?

???•••ええほんとよ浮気とか別に良くないでか?元カレとはガチ恋ていうか?遊びみたいな物ですし)


そこには白井らしき声ともう一人女性らしき声が聞こえていた。

その声はまさしく木崎晴美さんだった。


俺ふいに結城さんの方を向くと怒り悔しんだ結城さんの姿がそこにはあった。


「浮気関係?この事は結城さんは知ってるんですか?」


「はははーはーは」

結城さんはその容姿の裏腹に野太く低い声で頭を抱えながら笑うその姿はまるで刑事ドラマの犯人の様だ。

「クソォ……クソォ……クソォ女が!」

結城さんは怒り狂っていた。


俺は無意識に一歩後ろに下がっていた。

「結城さん……」


「そうですよ。あの男は俺の女を奪った、だから殴ってやったんだよ、物凄く重いやつでな」


白井は下がりもせず前に行っていた。

そして結城さんに近づいた白井は……。

その次瞬間俺の長い前髪がふわとなびいた。

そう俺のところまで伝わる勢いで

白井が結城さん頬に重いビンタを喰らわせたのだ。


そこからは早かった結城さんは白井のビンタのおかげなのか自分のやった事悔いていた。


「本当に申し訳ありません。白井さん、鎌谷さん身内に君達を巻き込んでしまって」

俺まだ鎌谷なんだ……。


「……いいわ、後これだけは言っとくわ

貴方が浮気されたのは、貴方の力不足よ、

女て言う生き物は自分が愛されている事を明確にしないと不安になる生き物だわ、

だけど晴美さんがやった事をいいと思わない

だからこれは貴方力の不足と偶然が重なっただけよ」



『恋は偶然よ』

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