第二章「セントエクリーガ城下町」あとがき
皆さん第二章「セントエクリーガ城下町」編を読んでいただきありがとうございました。
……
えー、お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、この第二章でステータスやスキルという面でアレンは全く成長していません。
強いて言うならば、ノアとの訓練で痛みには慣れた程度です。
なぜこのような事になってしまったかと言うと、実はここまでの話を30~40話程度で収め、この後の話に続ける予定でした。
しかし私の悪い癖というのか、弱い心というのか、兎にも角にもストーリーをカットできないんです……
というのも、伝えたいことが伝わっていないという恐怖が大きくどんどん付け足してしまい、結局99話というボリューミーなお話になってしまいました。
心が広い方は100話以内で収まったことを褒めてください……
嘘ですすみません、次章からはストーリーを進める事をしっかりと意識したいと思います。
さて第二章ですが、一応『世の中の大切なことは大体めんどくさい』という事をテーマにしていました。
正確には他人にとって大切な事ですね。
自分で書いておいてなんですが、アレンにとってこの短い時間はめんどくさい事だらけだったと思います。
しかし、アレンもめんどくさいと分かっていても、そこから逃げるという選択肢をなくし、不器用ながらもしっかりと向き合うという考え方に変わっていきました。
それはケイにも同じことが言えて、逃げたままでは何も変わらないということを学びました。
そして『子供をやめる』という発言をしましたが、子供と大人の違いなんて物は人それぞれで違うので、理解の仕方は読む人に任せたいと思います。
ちなみに素直に生きている人よりも、何かを我慢して、無理している人の方が美しいと私は思っているので、それが子供と大人の違いの一つだったり……
さて、第三章「レゼンタック」編ですが、ここからアレンは急激に成長していきます。
そして、新たな出会いもあるかもしれません。
まだ指輪やアレンについての謎は多いですが、その手掛かりになる事もあるかもしれません。
そういえば、夢の中でなにかを見たような……
第三章に入る前に今までのお話を再編集するために、数日お休みをいただきたいと思うので、その時間を使って第二章を読み返して待っていてくれると嬉しいです。
改めて、第二章完結まで支えてくださった皆様方、ほんとうにありがとうございました。