プロローグ
こんにちは。はじめましての人もいるかも。
あおいろめがねです。
この物語を手に取ってくれてありがとう。
では、とにかく一話です。
一筋の光が見えた。
その光はきっと現実のものではなく、長く続いていた思考の中の光だろう。
もしくは、そう感じただけか。
少なくとも、俺の思考は終わりを見つけた。
そして、見つけた光はその思考の収束に必要なたった一つの方法なのだから。
始まってからどれだけ経ったのだろうか。
30分か、1時間か、2時間か。
あるいはもっと短いかもしれないし、もっと長いのかもしれない。
とにかく、長く展開していた思考は完結へと向かい出した。
やっと。
「負けました」
「ありがとうございました」
オレのありがとうございました、の一言で、否、オレ達のあいさつで本当に全てが完結した。
疲れた。
オレの脳は考えすぎて限界が近いことはかんたんに理解できる。
意識さえも朦朧としてきた。
相手がなにか言っているようだ。
何を言っている?
聞き取れない。
頭がぼーっとする。
ついには、視界さえも。
不意に、景色が空に変わった。
そして、後頭部と背に衝撃と鈍い痛みを感じ、オレは暗闇へと落ちていった。
いかがでしたか、と聞いてもしょうがないので、他の話を少し。
この物語は、将棋✕異世界、みたいな感じで進む予定なのですが、今ちょうど将棋ブームですね。
一つお断りしておきますが、ブームだからこの作品を書いたのではなく、前から書きたかったのです。
たまたまブームとかぶっただけで。
ま、そういう訳で、(どういう訳だ)2話も、お楽しみに。
あと、僕の他の作品もご贔屓にー!