卒業式の日
語彙力と日本語が乏しいです。読みづらくてごめんなさい。
なんとなく一気に書いてしまいました。
卒業式の日だった。
人生で最後の卒業式の日だった。古名が始まる頃で、ちゃんと返事ができるか不安になっていた頃だ。緊張で手に汗をかいてはもう履くことのないスカートに拭った。だけど、その緊張は担任からの一言で消えていった。
「高崎、お前の家が燃えた。」
ダイレクトにきたな、と思った。困惑、ましては血が引くような寒気さも、この時はなにも感じることができなかったのだ。式の最中ということもあって小声だったので、そのせいもあったのだと思う。
だけど、もっと言い方があっただろう。
でもそれはそれとして、担任も精一杯だったのだろう。汗を流して、真っ赤な顔で。自分の身内が死んだわけでもないのに、必死に私の目を見て伝えてくれた。
「「」とにかく、病院に搬送されたみたいだから、すぐに向かおう」
放心状態だった私の手を引いて担任の車へと急いだ。病院は近所ではなかったので自転車では迎えなかった。私は声も出せずに震えていたが、頭の中では何故か冷静になって考えていた。誰も生きてはいないのか、私はもう一人ぼっちになってしまったのか。家族の心配よりも自分の心配が強いことを知ったのはこの日から1ヶ月後のことだった。
病院に着いたら担任が家族のいる病室を看護師さんに聞いてくれた。私はただ言われた通りについていった。
204号室、6人部屋。
扉を開けるのは怖かった。扉を開けてすぐの光景が頭の中で想像することができたからだ。明るく笑い、やっときたか!びっくりしたなぁ!と笑う祖父に釣られて笑う家族の姿。反対に誰もが虫の息で、もう人の形を保っていない家族の姿。両方想像できたのだから、ショックは少ないだろう。そう思って扉を思い切り開けた。
扉の向こうは、後者だった。
後者に近かった、というのが正解だった。虫の息ではなく、みんなが、家族のみんなが、白い布に包まれていた。
誰も、生きていなかった。
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