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その8 悪臭って腹に来るよね

バキバキと音を立ててドアが開かれた。砂と埃の合わさった灰色の粉が舞い上がり、しかし成島は気にせずドアに通れるぐらいの隙間を作った。プラスチックの塊を三角に裂き、蹴り飛ばした。やや小さいが、体を折り畳めば問題なく通れるだろう。しかし、

 「鍵だけ壊せば良かったんじゃ?」

と質問した。成島は額に汗を浮かべながら、しまったといった顔をした。しまいにはふてくされたご様子で「早く教えなかった方が悪いー」とかのたまっていた。

 「お前の頭のが悪いんだぞ」

 「なんだとテメーこの野郎」

土煙が落ち着き、ドアの隙間から体をねじ込んだ。中は比較的綺麗で、全体的に薄い埃が積もっている以外は目立った汚れはなかった。

 「げっ」

 「どうした暁」

 「手が真っ黒だぜちくしょう」

 「床に手をつくからだぜざまあみろ」

 「成島みたいに薄暗がりに慣れてないだけですぅー」

私は服のあちこちを汚し、ようやく中に入った。成島はずいぶん軽快な様子だった。どうやら本当に慣れているみたいだ。

 「そんな記憶はないんだけどねー」

と呟きながら、成島はどんどん奥に進んでいった。それに続いて私も厨房に向かう。包丁類や食器類があり、電子レンジ等も設置されていた。もちろん、プラスチックのスプーンやフォークもあった。何が必要なのかわからないから、フライパンとか鍋とか包丁とかをいくつか持っていくことにした。

 「こんなもんかね?暁」

 「そうだな──おい、包丁を鍋に仕舞うな成島。やめろっての傷つくから」

 「いーじゃんちょっとぐらいさ」

 「そこまで質のいい鍋はもう無いかも知れないんだぞ!」

次に探したのは食糧だ。でかい冷蔵庫は二度と開けられないほどの悪臭が住み着いていて、米の袋はズタボロにされていて少しだけ残っているといった有り様だった。キノコみたいなのが生えてるのもあった。その残ったわずかな米と、小瓶半分の角砂糖だけがまともに食べられそうな食糧だった。

 「一旦戻るか、暁。もう一人が戻ってるかも知れないし。」

 「そうだな······すごく気持ち悪いしそれが良い······」

 「お前冷蔵庫の空気まともに吸い込んだもんな~」

私は一月に一度くらい流しのあの網のところ掃除するんですけど、けっこうキツイよねって話

その月一が今日だったのよ 腹痛い

あとなんか今回文章が浮いてないかね

違和感があるというかなんというか

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