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消された十字架  作者: 曲屋狂水
2/2

話始め

正直な話、そいつは眠かった

妖怪、いつまでー追跡と鳥化の力を持つからりぱやっと使いは、うららかな午後の時間を

昼寝にあててもいいのではないかと思っている

「はぁ」

まさか、町中でと思われるが、町といえどもここは地方都市のそのまた郊外

人なんて、誰も通らないのが普通

よるなんてまっぴらゴーストタウン

そんな街で、公園で寝るのがどうだというのだろうか

第一、この公園がサッカーグラウンドにできそうなほど広い

芝生の上で、うたたねというのは至高の贅沢というものだ

「起きなさい」

だから、手で止めたとはいえいきなり人の顔面を踏もうとするのはひどいと思うのだが

「なんだよ、人がせっかく気持ちよく眠りにつこうとしてるのに」

「もう、せっかくのいい天気なんだから起きなきゃダメ」

いつまでの親友にして相棒、一全緑

鬼のハーフにして、いつまでと同性の女の子

胸がいつまでより大きいのと、身長がいつまでより大きい

「寝かせてくれよ」

「まったく、いつも、いつも、からりと妖怪と本と昼寝以外もしようよ」

「からりなら、象、馬、虎、イノシシ、蛇のポーズをしたから、あとでネール、カール(前蹴り)をするさ、そうそうわすれちゃいけないおっれの得意な得物、あるかたーり(金属武器)のうみーる(剣の一種)これをしなくちゃ夜眠れないよ」

得意そうに笑う、黒髪、黒目の完全なる見た目江戸時代の日本人、いつまでを半眼で見つつ彼女は言う

「本当に、いつまでは」

「ごめん、ごめんってば、ところで公園で何するの」

「えっと、そうだった私の能力を見てほしいんだけど」

ー「失われた選択」


黄金のはかりが出る、心象風景とは違い、そのはかりになにものっていない

「この技、不気味なんだよね」

「なんで、、ってそうか、3年前の」

3年前、彼女は特定の事柄に対する記憶をなくし

いや、周りの人からも消えたうえに、文献や道具もなくした以上「ですあぴあ(消失)」

したようなものであるが

彼女を含め何人かの心に言いしれない不快感が残った、曰く

違和感―何かがないような、そんな

特に彼女は、罪人とか咎人とか、そんな気がするらしい

「前考えすぎは悪いんじゃないか、ほら、そういうのって大概後から考えるとそうでもなかったりするだろ、、、それに」

いつまでは、一泊おいて

「3年前の真実なんて知らないくらいがちょうどいいのさ」

そのとき

「そうだ、歌わねぇか」

「歌」

「そうだよ、俺面白い曲知ってるんだーもし、この作品がアニメ化したらぜひ、オープニングにしてほしいな」

歌いだす

「知らないほうがいい真実、何を信じればいい、誰を信じればいい

ノーバディノーウェアだと思ーっていた

雨の中、それを抱きかかえるー愚かー者は信じる人、を間違えたのか?

誰かお教えてよー、私が悪いんだとしたら。どういう風に動けばいい

本に刻まれた弾劾がするりと憎しみを溶かーしてくる

抑えきれない衝動が今鎖につながれて動けなくなる

悲しみの先に何があるのかを今、人ならぬ好みで知りたーい

知らないほうがいい真実、何をかえればいい、何をすればいいい

誰が、それを消した

雨の中、私はきっと間違えていない

誰も教えてくれなくていい、どうせー私が悪いんだ

本に刻まれた英知が、私の心をつなぎとめる

抑えきれない衝動は今、荒ぶる獣となって暴れだす

悲しみの先の答えを、人ならざる見で知りたーい

知らないほうがいい真実、何を信じればいい、誰を信じればいい

理性は信じられても、心が信じられないー

恐怖に彩られた心を癒して

誰か教えてよ、あなただって悪いんじゃないの?

本に刻まれた救いが今、この心突き動かす

抑えきれない衝動は今、狂いながら進みだす

悲しみの先の答えを人ならざる身で、つかみ取りたい

たとえー、血にまみれーーーーても」

くらい歌詞ではある、だが

妖気に歌う、のんきの歌う

歌詞の暗さとは比較にならない明るい感じで、弾むように歌う

いつまでの十八番である

リズムは、早い

元々がロックの曲なので、叫ぶ感じになることがある

そして、踊りも楽しい感じ

手をたたいて、足を上げて

顔を輝かせて歌う

ちなみに、作詞、作曲いつまで

曲名「エンカウント}

「うまいーーーー」

「だろ」

目をぱちくりさせるあい方、

「ねぇねぇ、今思いついたやりたいことがあるんだけど」

こんど、めをぱちくりさせるいつまでのほうだった





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