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プロローグ
さて始まりました、この話どうなるやら
血に染まる、黄金の天秤
片一方に、妖怪を模したマスコットがたくさん載っていて、もう片方には
血だまりが乗っている、どうやらそこから黄金の天秤を濡らす、赤いどろどろの液体が下りてきているのだ
それは、能力事態に宿る一つの「心象風景」のようなもの
ありていに言えば、トラウマだ
ただ、その能力の持ち主はそれを覚えていない
記憶喪失
それも、ある特定の事柄を全員が忘れている
妖怪だけは、、、、覚えている
その事件のことをもう、誰も人間は覚えていない
パりん、と音がして天秤の血が乗っているほうが壊れる
そして、左手、右手、頭、バラバラで黒住んでいてもう誰だかわからない布で作られた
誰かを模した人形は落ちる
能力名は「失われた選択」
能力は、自らが決めた選択に対する幸運、そして、技や体術を上げる