5-小説検索を試してみる。
今回は小説検索機能について解説します。
実際のところ、小説検索はどれぐらいの人が使っているんでしょうか。わたし気になります!
小説検索画面は以下のようになっています。(※画像参照2017年11月現在)
小説検索の機能としては、『ワード検索』、『ワード除外』、『ジャンル選択』、『種別選択』があります。検索した結果の並び順としては『おまかせ順』、『新着順』、『週間ユニークアクセスが多い順』、『ブックマーク登録の多い順』、『レビューの多い順』、『総合評価の高い順』、『日間ポイントの高い順』、『週間ポイントの高い順』、『月間ポイントの高い順』、『四半期ポイントの高い順』、『年間ポイントの高い順』、『評価者数の多い順』、『文字数の多い順』、『Nコードが新しい順』、『古い順』で変更することができます。表示は1ページ20作品で、100ページまで見ることができ、2000作品が一度の検索で探すことができる限界です。
では検索機能がどのような仕組みなのか、それぞれ見ていきましょう。
・『ワード検索』
ここに入力した言葉が[作品名]、[あらすじ]、[キーワード]、[作者名]に含まれる小説を抜き出します。何も入力しない場合はすべての小説が表示されます。言葉と言葉の間にスペースを入力すると、両方の言葉が含まれる小説が検索に現れます。(例: 『勇者 魔王』なら勇者と魔王の二つの言葉が含まれる作品のみ表示)言葉数の制限は特になくて(100くらいは試した)、いくつでも設定することが可能です。(ただ設定しすぎると合致する小説がなくなるのであまり意味はないです)
また単語でなくても『あ』だったり『A』だったり一文字でも問題ないです。(アルファベットは大文字小文字は区別してないみたい。)
それと注意点は完全一致ではなく部分一致で検索されるということです。例えば『ファンタ』で検索すると『ファンタ』ジー、ハイ『ファンタ』ジー、ロー『ファンタ』ジーも引っかかります。完全一致の検索コマンドはないのですかね。
※関係ないですが『あ』で検索すると30万作品が引っかかるけど、『A』で検索すると5千作品しか引っかからないのは面白い結果です。いろいろとこれで遊んでみるのもいいかもね。
・『ワード除外』
検索された小説の中で、ここに入力した言葉が[作品名]、[あらすじ]、[キーワード]、[作者名]に含まれる小説を検索結果から除外します。言葉と言葉の間にスペースを入力すると、どちらか又は両方の言葉が含まれる小説が除外される仕組みです。(この点は注意が必要です。ワード検索はANDだけどワード除外はORになってます)また言葉数の制限は特にないです。
※『ワード検索』は空白で『ワード除外』だけ言葉を入力すると、すべての小説からその言葉を除いた結果が返ってきます。例えば『て に を は の です ます した だ』で除外すると5千作品が残りました(笑) すべて体言止めで書いているのでしょうか。
・『ジャンル選択』
検索した小説の中から指定したジャンルだけ表示することができます。何もチェックを入れない場合はすべてのジャンルが対象となります。複数のジャンルを選択することもできますよ。
・『種別選択』
検索した小説の中から[短編のみ]、[完結済み(短編小説含む)]、[連載中小説のみ]、[すべての連載小説(完結作品含む)]、[完結済連載小説のみ]に該当した作品のみ表示することができます。デフォルトはすべての種別です。
・『おまかせ順』
検索で現れた小説をおまかせ順で並び替えます。ここでのおまかせは、MySQLが返した結果をそのまま表示しているだけのようです。要はorder byを利用しない結果で、サーバーの設定だとかで決まるみたい。サーバーへの負荷が少なくなるのでデフォルトではこれが選ばているようです。サーバーのおまかせ順かな。
・『新着順』、『週間ユニークアクセスが多い順』、『ブックマーク登録の多い順』、『レビューの多い順』、『総合評価の高い順』、『日間ポイントの高い順』、『週間ポイントの高い順』、『月間ポイントの高い順』、『四半期ポイントの高い順』、『年間ポイントの高い順』、『評価者数の多い順』、『文字数の多い順』、『Nコードが新しい順』、『古い順』
それぞれの基準に従って並び替えます。
通常の小説検索の機能としては以上です。これのほかに詳細検索というのもありますが、それは次の話で説明します。
あとは私が使ってみてよかった検索のやり方の一例を紹介しましょう。あくまでも例ですので、参考程度にしてくださいね。※もっといい方法があれば教えてください。
・夕月のよくやる検索
1. 『ワード検索』は空白(読みたい話があればそれを入力)
2. 『ワード除外』は自分が読みたくない話を入力。例:『チート 転生 異世界 勇者 魔王 王 姫 VRMMO 令嬢 スキル 魔法 冒険者 ダンジョン モンスター レベル ゲーム 貴族 中世 破棄 神 ハーレム 奴隷』
3. ジャンルはそのまま(読みたくないジャンルがあればそれ以外にチェック)
4. 『週間ユニークアクセスが多い順』で並び替え
5. 『種別選択』はお好みで
この検索方法のポイントは、読みたくない話だけ除外しているところです。人って読みたい話はよく分からないけど、読みたくない話はよく分かっているものなんですよね。そこを利用しています。あえて検索ワードに何も入れないことで、読みたいかもしれない話を残してます。
そしてもう1つのポイントは週間ユニークアクセスが多い順で並び替えてる点です。ランキングのための不正や相互評価もあって、ポイントでソートするよりもユニークアクセスで並び替えるほうが人気度が正確な場合が多いです。
実際になろうの読者ってポイントつけない人のほうが多いです。そういう意味でもユニークアクセスが多い作品の方がはずれは少ないです。また週間なので作品の入れ替わり頻度が高く、少ない労力で多くの作品を検索することができます。多読者にお薦め!
いいところばかり述べましたが、この検索方法の弱点は除外しかしていない点です。消極的な検索なので自分が読みたい話が出てくるかは分かりません。自分が読みたい話が分かっている人は使わなくていいと思いますよ。
また、この検索が有効になるのは、作者が[作品名]、[あらすじ]、[キーワード]をきちんとつけている場合です。作品の要素をきちんとつけていない作品は検索に残ってしまうのです。まぁそういう作品はあんまり読まれないからユニークアクセスではじかれそうだけどね。
ぜひ皆様も自分にあった検索方法を見つけてみてください。ボクが考えたサイキョーの検索方法ができたら、感想欄で披露してください。楽しみにしてます。
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というわけで、小説検索のまとめです。
・小説検索は小説家になろうに投稿されている作品の中から指定した条件で抽出し、指定した条件で並び替える機能を持つ。
・抽出条件は、『特定のワードが含まれる』、『特定のワードが含まれない』、『特定のジャンル』、『小説の種類』を組み合わせて指定できる。
・作品は最大2000件まで表示される。
・メリット
ユーザーが自由に検索条件を変えられる。
創意工夫により読みたい話が読める。
・デメリット
ユーザーが検索条件を指定しないといけない。
作者が[作品名]、[あらすじ]、[キーワード]をきちんと作っていないと検索に引っかからない。
ポイントで並び替えるとランキングとあまり差がない。
・総評
苦労度:★★★★☆
操作性:★★★☆☆
自由度:★★★☆☆
良作率:★★☆☆☆
※あくまでも私の感想です。もっと有用な使い方があれば教えてくださいね。