1-ランキングにも飽きたのでスコッパーになります。
スコッパーとはWeb上から作品を見つける人のこと。この作品ではWeb小説を探す人のことを指しています。
小説家になろうで最初に読んだのは異世界迷宮で奴隷ハーレムをという作品です。それは今でもはっきりと覚えてます。当時としては、それまで読んできた小説と全然傾向が違ってとても新鮮でしたね。異世界、チート、ハーレム、ステータスの概念は読んでて、よくできてるなぁと感動してました。
その作品をきっかけとして、小説家になろうにどっぷりはまったのです。
まずはランキングに載っている作品から読んでみました。累計ランキングの作品は大体読んだと思います。もちろんすべての作品を読んだわけではないのですが。私にも好き嫌いはあって、苦手なジャンルのものは読んでいないのですが、それでも累計の作品の7割くらいは読んだように思いますね。
好きなのは恋愛とコメディ、王道の冒険もの推理、スポーツ、ホラー等です。苦手なのは歴史ものや、専門用語が多発して頭を使う作品かな。
とりあえず累計作品を読み漁ったそのあとは年間、四半期、月間、週間、日間、ジャンル別ランキングの気になる作品を読んでいました。読むスピードは10万字/1時間くらい。1日で読めるのは大体100万字。普通の人よりは若干早いくらいのペースで1日2時間から10時間くらいを週2、3回、それを数年続けたのです。
さて、その結果として何が起きたかといいますと。
『飽きた』
飽きたのです。小説を読むことに飽きたというよりは、作品の傾向に飽きたというべきでしょうね。
ランキングに載る作品は似た傾向のものが多いのです。大体が魔法、チート、ハーレム、異世界転生、奴隷などファンタジー色の強い作品です。
それでも累計や年間ランキングを読んでいたころはまだそれぞれに個性があってよかったと思います。似たような分野でも、きちんと住み分けがされていて新規性、独自性がわかるような書き方がされてました。(でもまぁ、見る人からすると、こち亀の全部同じじゃないですかクソコラ、のような感じになる気もしますが……)
日間や週間ランキングまでいってしまいますと、時期によっては同じものばかり並んで何が違うの? と思うような作品しかないこともありましたね。
そしてですね、似たような作品ばかり読んでると飽きるのです。いくら好きだからと言って、毎日読んでると、初めて読んだ作品でも、「あれ? どこかで読んだかな?」ってなりますね。読んでも、読んだ気がしないです。刺激に慣れてしまったというべきでしょうか。
小説は読みたいけど、似たようなのはいいや。だったらランキングは使えないですし。ではどうすればいいのでしょう。
と考えた結果、ランキング外から作品を発掘することにしたのです。
別のサイトに行けばよくない? もしくは書店でも行けばいいと思われるかもしれません。しかしですね、なんだかんだで小説家になろうは便利です。それに多くの作品があるのです。確か今は50万作品程度あるそうですね。
あと無料のところが大きいです。毎月ある程度は本を買いますけど、やっぱり限度がありますよ。お金がない人には小説家になろうはとても優しいと思います。それでいて面白い作品はいっぱいありますし。
そんなわけで、ランキング外から作品を探すために行った方法を備忘録として残すことにしました。同じような悩みを抱えている、活字中毒者はいくらかいると思われるのでその人たちの参考になればいいかなと思います。