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ARKERS  作者:
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1日目

1日目

中谷健治の日常



「んぁ〜〜!!」


目覚ましの鳴る音と共に、僕は布団から起きると背伸びをする


え?そんなことをいきなり言われても困る?


オッケー、まずは僕の自己紹介から始めようか


僕の名前は中谷健治(なかたに けんじ)


深奥学園に通う高校2年生だ



「さて、朝飯でも食うとしますか」


そう言ってベッドの傍に立ち、時計を見た


―――8時13分



ん?まだ僕寝ぼけてるんだろうか?

目をこすり、もう一度時計を見る



―――8時13分



………うん、まぁいろいろ言いたいことはあるけど……とりあえず叫ぼう



「遅刻だぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



青く澄み切った空に僕の叫び声が響き渡った



「遅刻遅刻!完全ッ遅刻ぅぅぅ!!」


僕は制服に着替え、鞄をひっつかみ、パンをくわえて学校に向かい、走り出した


ありきたりだけど……そんなことは言わないでね


走りながら腕時計を見る――ちっ、8時17分か……



僕の家から深奥学園まで歩いて10分弱かかる


一限目の開始時間は8時だから……くそっ、学校につく頃には20分以上遅刻かっ!!



僕は走って学校に向かう

さて、僕が学校につくまで深奥学園について少しお教えしよう



深奥学園は他の学校とは違い、普通のカリキュラムで勉強しない


何故かというと、深奥学園は魔法学校だからだ


あ、やめて!イタい子を見る目つきで僕を見ないで!


簡単に言い過ぎたね、反省反省


確かに魔法の学校であることは正しいんだけど……


人の中には特殊な力が眠っているらしい

その力は本来人の中には少しかないと言われている

だけどその中に力の量が多い人がいて、力が目覚めてしまう人がいるんだ


その人たちを育成する学校、ってことなるのかな?



ちなみに魔法はその学校のなかでしか使用することができない


生徒同士の喧嘩などに使うと反省文を書かされたりする


もちろんイタズラでも、だ


なんだよ、その目はまるで僕がイタズラして反省文書かされたって思ってるだろ!




スミマセン、その通りです



ふぅ、ようやく学園についた………


「中谷、遅刻だ」


いつも校門前に立っている水野雅永先生だ


「すいません」


「反省文書け」


「いやです」


「命令だ」


「蜃気楼の夜<ミラージュナイト>!!」


僕は容赦なく水野先生に妨害魔法を使う



「なっ中谷、貴様っ!」


僕は妨害魔法を使い、水野先生の周りに濃い黒い霧をだして水野先生から逃げる


「逃がさん!

追跡の腕<シューティングハンド>!!」


水野先生から光の腕がでて、その腕に僕は捕まる



しかし、光の腕が僕の体に当たると僕の体は霧散した


霧を使ったときに、もう一つの魔法を使っていたから



「幻想の霧<ホワイトミスト>……か」


水野先生は小さく呟いた




「はぁっ、はぁっ………っふう」


僕は全力疾走で校内まで来ていた


まぁ……、呼び出されることはないだろ

水野先生は結構優しい人だからな


あぁ〜、流石に妨害魔法は疲れる


専門の魔法なら全然バテないんだけどなぁ


まぁ、細かい説明は次にでもしようかな


「今頃登校か?健治」


「………そういう昌弘は今来てんじゃんか」


僕の後ろに立っていたのは身長178センチの長身、親友(?)の久遠昌弘(くおんまさひろ)だった



ニヤついた笑みを浮かべ、こちらを見ている



ちなみにこいつは遅刻の常習犯だ



「それじゃあ行こうか?昌弘?」



「そだな」

「「ちくしょう……」」


あ〜、うん

とりあえず、何故悪態をついているか説明しようか



ぶっちゃけ遅刻で廊下に立たされてる


「河村のやろぉ」


「まぁ仕方ないっしょ

僕も昌弘も遅刻なんだし」


担任の河村穂波(かわむらほなみ)先生は女の人なのに気が強い

そして魔法が派手だ


以前、赤のペンキまみれになったことがある


何故そうなったかは……聞かないで欲しい


「健治、授業終了まであと何分?」


「10分くらいだね」


ちょうどいいこの辺りで魔法の性質について教えようと思う


まず、いくつかに分かれた基本的な力がある

これを主魔法と言うんだ


属性は


辺りを燃やし尽くす炎


敵を打ち抜く雷


優しく包み込む水


時に激しい土


鋭く輝く風


の5つ


みんなそれぞれ得意不得意があるんだ


ちなみに僕の得意な属性は風と雷


苦手なのは水だ



さて、副魔法の話だね


副魔法はその人本来が持つイメージで決まる


例えば副魔法を覚える時に武器を具現化するイメージをもつとそれが魔法になる


僕の場合は妨害系の霧だね


あともう一つ、鍛錬を積めば副魔法を一つ追加することができるんだ



こんなところかな



「なぁ、健治」

「ん?何昌弘」


「黙り込んでどうしたんだ?」


「今説明中」


「誰にだ?」



昌弘なんて放って置いて、次の話をしようか


この学園では昇級試験に魔法が使われているんだ


具体的に言うと、モンスターと戦うんだ




………イタい子を見る目で見ないで…………


正しく言うと、この学園がたまたま作りだした機械を使うんだ



レベルは50まであって、倒したモンスターの強さによって自分のレベルが決まるんだ


挑戦できるチャンスが水、木、金だ


次にあるのは確か明日だったかな?



キーンコーンカーンコーン


「終わった……」



ガラガラガラ


「あんた達、また遅刻?」


「おはよ、銀乃」


「おはよ、健治、昌弘」



教室から出てきたのは、身長165センチくらいの少女、上條銀乃(かみじょうぎんの)だった


「あれ?杉村は?」


「香ならあそこでくたばってるわよ」


銀乃が指を指している方には身長167センチくらいの少女、杉村香(すぎむらかおる)が倒れていた


「銀乃……何したの……?」


「別に?ただ軽く鳩尾を殴っただけ☆」


「それを軽くと言わない」


ナイスツッコミ昌弘


「ぎ……」


倒れている香が少し声を発する


「ぎ?」

「ギンちゃーーん!!vV」


「きゃぁぁぁ!?」



香が銀乃に抱きついた


「ちょっと……香……離しなさい!」


「やだ☆」


「いいから離しなさい!ってそこの2人!のほほんと見守ってないで速く助けてよ!(泣)」


「そんな資格は僕にないよ♪」


「俺もだな」


僕と昌弘の意見が合う

まぁ、昌弘のことは小学生から知ってるから行動パターンは読めるんだけどね



キーンコーンカーンコーン


ん?次の時間が始まるな

では諸君、また後ほど会おうではないか♪




キーンコーンカーンコーン


学校に鳴り響くチャイム


学校が終わった


僕は上靴を脱ぎ、靴に履き替える


「健ちんぶちょー今日の部活は?」


隣にいるのは杉村だ


「今日は自主練にしといてくれ

僕は帰る」


「あいよ〜」


「それと、昌弘と上條にしっかり教えるように言っといてくれ」


「健ちんは?」



「……近いうちにいく」


「はいよ〜」



杉村に別れを告げると真っ直ぐ帰路につく


一応部活について教えておこうかな


僕の部活は教える、と言っても運動部じゃない


学校の地下を借りて魔法の力を強化する部活に所属している


どうして行かないかは、また今度にしてくれ




しばらく歩き家に着く


自分の部屋に着くと窓を開ける



刹那


僕の顔の隣を鋭い風が通り過ぎる


スコン、とクローゼットに何かが刺さるような音


頬に鋭い痛みと液体の零れる感触



後ろを振り返ると、そこにあるのは魔法で作られた風の矢だった

風の矢は辺りの魔法力を失い、溶けるように消えていく


ポトン、と矢から紙が落ちる


なるほど、上條の魔法だな




……あいつ俺を殺す気か?




とりあえず紙を手に取ってみる


かかれていた内容は




明日部活来ナイトコロス






脅しですか




紙を見ながら僕はそう思った



そんな感じで僕の日常は終わるんだ




1日目、終了

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