本作用語・固有設定辞典
◯ネタバレを含みますので、本作を読み始めたばかりの方は、ひと通りお読みになってからご覧いただくことをお勧めいたします。ご注意下さい。
~地球側~
○外務省 国際情報統括官組織
日本国外務省に所属する実在の組織。
いわゆる諜報組織だが、現実の組織は他の日本国の情報組織ほど能動的には動いていない。
昨今では、北朝鮮の弾道弾ミサイル監視と情報収集で有名になった。
本組織は、下部組織として、第一~第四までの国際情報官部局を持っているが、本作品では、第五の架空部局として『特務情報官室』を設定している。
○警視庁 公安部 外事一課
旧大日本帝国内務省 特別高等警察の流れを組む、警視庁下の治安部門。
特に外事課は、外国人スパイ、犯罪者の追跡、工作活動で有名。
本部署は警察でありながら『現行犯逮捕』行為はほとんどしないといわれている。
いわゆる警察という名目の諜報組織ともいえる部署である。
特に外事課は、その秘匿性で有名で、その実態、活動がほとんど世に知られていない。
本作では、主人公と組んで活発に行動するシーンが多いが、現実では、こういうことはまずない。
○『眼下の敵』
1957年制作のアメリカ・西ドイツ合作映画。
実在した英国軍中佐の実体験を元にした小説が原作の、あまりにも有名な名作第二次世界大戦、戦争スペクタクル映画。
米国軍駆逐艦と、旧ドイツ軍潜水艦Uボートの息詰まる対潜戦闘を描く。
主演は、ドイツの名優“クルト・ユルゲンス”に、当時米国で大人気の名優“ロバート・ミッチャム”
本作のヘストル将軍は、地球の娯楽データベースで、この作品を見て、対ガーグ・デーラ戦闘を思いついたとか思わないとか……
◯マーレノストロ化(伊語)
地政学用語で、日本語では「内海化」「海洋湖面化」英語でシーアワーといわれる、地政学的情況を指す言葉。
「内海」とは、例えば瀬戸内海のような陸地と陸地に挟まれたような海洋の事を指すが、この場合その海洋はそこに公海領域があったとしても、事実上その挟んだ陸地を主権とする国家の勢力範囲に存在することになり、事実上のその主権の領海になってしまうような状態になる。
つまり、そのような「ある主権の圧倒的な勢力範囲内になってしまった囲まれた状態の海域」といった状態を「内海化(マーレノストロ化)」という。
◯特危自衛隊
正式名称『特殊危機対策自衛隊』
元々は、ティエルクマスカ防衛総省からもたらされた宇宙空母カグヤの運用を前提に結成された第四の自衛隊。
その後、日本の銀河連合加盟とともに、日本国憲法9条下におけるティエルクマスカ連合憲章下の合法的運用を行うために、イゼイラ共和国ヤルバーン州との共同主権管理組織として、連合防衛総省太陽系軍管区司令部の代替組織として再編成される。
構成人員は、ヤルバーンの対ガーグ特殊組織メルヴェン隊と連携する形で作られた自衛隊協力部隊『八千矛部隊』を前身としている。
防衛省技術研究本部ヤルバーン研究所の開発した装備を試験運用する事もその主任務に入っており、所有する装備は極めて特殊で、一般自衛隊部隊の装備はほとんど装備しない。
運用装備は……
*陸上部隊(陸上科)
*試製14式個人携帯型防弾障壁力場発生装置
*試製14式個人運動能力強化被服システム
*試製14式仮想造成弾倉システム
*CH-47J改造試作型『チヌークTR』
*AH-1改造試作型『コブラHGS』
*UH-1J改造試作型『イロコイTR』
*10式主力戦車試作改造型『試製14式浮動砲』
*17式自動甲冑L型・M型・H型
*19式機甲騎兵
*航空宙間部隊(航空宙間科)
*XFAV-01『旭光Ⅱ』
*F-2HM
*AFV―Type15・15式多目的機動兵器『旭龍』
*海上宙間部隊(海上宙間科)
*カグヤ級機動母艦(航宙護衛母艦かぐや)
*航宙重護衛艦ふそう
*航宙重護衛艦やましろ
*シルヴェル・ベルク(艦載砲兼用四脚型機動兵器)
~ティエルクマスカ―イゼイラ側~
◯ティエルクマスカ連合―連合防衛総省関連◯
(本編でまだ出てこない階級呼称設定も含む)
*ティ連軍の階級
イゼイラ語=日本語相当
*マルダート=元帥(ティエルクマスカ連合議長が有事の際に兼任)
*イル・ジェルダー=大将
*トゥラ・ジェルダー=中将
*サディ・ジェルダー=少将
准将階級はない。
*ヴォーシェル=総佐(上級大佐)
*イル・カーシェル=大佐
*トゥラ・カーシェル=中佐
*サディ・カーシェル=少佐
*イル・キャスカー=大尉
*トゥラ・キャスカー=中尉
*サディ・キャスカー=少尉
*フェズ・キャスカー=准尉
*ヴォーメル=曹長
*イル・サメル=軍曹
*トゥラ・サメル=伍長
*サディ・サメル=兵長
*ソーン・イル=上等兵
*ソーン・トゥラ=一等兵
*ソーン・サディ=二等兵
*バンズ=戦闘員(兵ではなく、政府職員扱い・警備や治安維持担当を主任務)
◯ティエルクマスカ連合各国軍の装備
― 作中資料:登場兵器・銃器について ―を参照
◯ティエルクマスカ各国の一般的な省庁◯
~イゼイラ星間共和国の場合~
(本編でまだ出てこない省庁設定も含む)
*議長府=米国の大統領府・日本の内閣府に相当
*議長府外交局=日本の外務省に相当
*イゼイラ―ティエルクマスカ連合総局
*イゼイラ-ティ連合防衛総省軍管区司令部
*科学省=日本の文部科学省科学技術部門・環境省に相当
*イゼイラ国防省=日本の防衛省に相当
*惑星軍
*空間軍
*空間海兵隊
*ティ連合即時派遣軍(管轄はティ連防衛総省)
(空軍や海軍はない)
*ハイクァーン管理省=日本の財務省・農水省に相当
*惑星交通省=日本の国土交通省に相当
*宇宙航行管理省
*法務省
*内務省=治安維持・諜報関連
*福祉生活省=日本の厚労省に相当
*学務省=日本の文科省の文部部門に相当
*広域情報省=日本の総務省放送管轄部門に相当
*自治省=日本の総務省地方自治管轄部門に相当
○ティエルクマスカ銀河共和連合・加盟国
(現在判明しているもの)
*イゼイラ星間共和国(星間国家)
*デルベラ・ダストールデルド星系連邦総国(惑星国家)
*パーミラヘイム星間連邦共和国(星間国家)
*カイラス星間共栄連邦(星間国家)
*サマルカ統一連帯群国(惑星国家)
*ザムル国(惑星国家)
*ディスカール星間共和国(星間国家)
*サムゼイラ統合星系共和国(惑星国家)
*アマノガワ銀河・タイヨウ系・惑星地球内・日本国(地域国家)
*シャラード恒星系・惑星レノ内・ヴィスパー共和国(地域国家)
*ユーン連邦(惑星国家)
*ドゥランテ共和国(惑星国家)
**ハムール公民国(惑星国家・加盟予定国)
……この項目は随時追加していきたいと思います。