彗星流るる夜想曲
掲載日:2026/02/01
広がる洋琴の海に 打鍵で輝く純白の光
無数に散らばる希望の中で ただ一つ惹かれる絶望の闇
期待をしないその彗星は 心のなかで重ねられる
まるで 私のようだと
一度しか触れられない 一度しか掴めない
それこそが運命なのだと 誰が納得できるだろうか?
一度触れたものなら 一度掴んでしまったのなら
自分で抱えていたいと 思うのが道理じゃないか!
宇宙の遥か彼方で 巡り逢った私たち
二度と逢えない そんなことはない!
どれも運命 それならば
期待じゃない かすかな確信を胸に抱いて!
バルコニーで 一人眺める夜空
濃紺の海原に 駆ける一筋の流星
信じてもいいのだと 教えてくれた恩人
いつかまた会えるよね
三度の願いを込めて 手を振った
そんな月下で 奏でる夜想曲
‧₊˚✩
お読みいただきありがとうございました。




