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因果が織られ始めた日  作者: rayhuang
呪いを背負う子供たち

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織り手の誕生88

戦場は一瞬、静まり返り、次の瞬間には勝利の歓声が爆発した。しかし、その喧騒はまるで遠くの出来事のようで、ラノックには自分の荒い呼吸しか聞こえなかった。


身動き一つできないセゴラを殺すことなく、彼は代わりに黒い光で彼女を癒した。その時、女性の声が響く。「坊や、どうしてあの人間どもを殺させてくれなかった? あなたも怪物実験の被害者でしょう? ……どうして私たちみたいに人間を憎まないの?」「あなたは誰だ?」「スクリックスだ。」「俺はラノックだ。……つまり、あなたたちも怪物実験の被害者なのか?」「ああ……もう十年以上になる。」


セゴラはかつて、幸せな家庭に生まれた。だが十歳の時、両親は病気で亡くなった。その後、首長に引き取られ、祭司として育てられた。しかし十二歳の時、首長の真の姿を知り、逃亡した。逃亡の途中、死んだ悪魔スクリックスの魂と出会い、融合して怪物となった。後に首長に捕らえられ、大きな箱に封印されたが、その頃にはスクリックスともすっかり親しくなっていた。「だから私たちは人間が嫌いなんだ。勝手に利用して、勝手に殺す……セゴラは最初、人を殺したくなかった。でも首長に薬を飲まされ、狂暴化させられた。制御を失ったふりをして、首長を殺したんだ。だから、これは復讐だ」「そうか……お前も苦しかったんだな。でも、今回はやりすぎだ。あまりにも多くの人が殺された……首長以外、お前に殺されるべきではなかったと思う」「……その通りだ。でも、あの時は切羽詰まっていた」「もういい。お前が壊滅させた村の生存者に謝るべきだ」ラノックはそれ以上何も言わず、ただ遠くを見つめていた。


推定総盗用率:およそ0%

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