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織り手の誕生46
しかし村に着くや否や、ラノックと酋長は、村道を塞ぐように立ちはだかる人だかりを目にした。村人たちは槍や鍬を手にし、互いに小声で何かを囁き合っている。空気は張り詰め、よそ者を拒むような視線が突き刺さった。「これは……?」「たぶん、外部の人間を入れないつもりだろう」「なぜだ?」「長老が不在で、皆が疑心暗鬼になっているんだろう」「行ってみよう」「ああ」二人はそのまま人だかりの方へ歩いていった。近づくにつれ、村人のざわめきが一層強まり、誰かが「止まれ」と叫ぶ声が聞こえた。
推定総盗用率:およそ0%




