秩序破壊者6
翌日、アシロが外に出ると、玄関に沖縄出身の女子生徒たちが立ちはだかった。「今日は文化祭だし、行かせないからね」そう言いながら、逃げようとするアシロをがっしり掴んだ。「今日の恋人は、私たちだよ」「でも……人が多いから、バレちゃうよ……」「大丈夫、もう準備済みだから」こうしてアシロは舞台に引き上げられた。舞台の上には布がかけられたテーブルが二つ並び、アシロは一方に、結衣はもう一方に座ることになった。二人は代表として、校長の前でミステリー研究会の表彰式に参加するのだ。ミステリー研究会はダークサーカス事件で大活躍し、ヒガたちも招待されて観覧していた。
「本日はお忙しい中、皆さんにご参加いただきありがとうございます!本校――白鷺女子学園――では、特別功績表彰式を行います。まずは、ミステリー研究会の皆さんに心から敬意を表します。先日の『ダークサーカス』事件では、皆さんの卓越した推理力と冷静な判断力が事件解決に大きく貢献しました!本日、学校を代表して、この栄誉を今日の代表、アシロとユイに授与します。皆さんの勇気と努力は、全校の誇りであり、後輩たちの模範になるでしょう!」
拍手が一気に湧き上がり、アシロと結衣は全校生徒に向かってぺこりと頭を下げた。二人の頬は少し赤くなっている。
「さあ、文化祭、いよいよ開幕だ!」会場は一気に活気づいた。




