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ラノックの思い出26
「ブリセラ様が作ったのですか?」「ええ、どうぞ召し上がってください」「おいしい!」「アシロが手伝ってくれたんです」「いいえ、ブリセラ姉さんの料理はおいしいです。そんなに謙遜しなくてもいいですよ」「これからは、ブリセラ様が私たちの秘密の料理人です」「あなたたちも料理を覚えなきゃ」「でも、私たちには無理です。私たちは伝統派のサキュバスに率いられたサキュバスですから。やりすぎると村から追放されてしまいます…」伝統派のサキュバスたちは既に食事を終えて戻っていたので、ブリセラはようやく自分が料理を作ったことを明かした。「私も最初はできなかったけれど、見つからなければ大丈夫」「ブリセラ様の言う通りです。私たちもサキュバスですから。ブリセラ様ができるなら、私たちにもできるはずです」「でも、私たちは家事が全くできません…」「心配しないで、私に任せて。必ずサキュバスを地獄一番の存在にしてみせます!」ラノックの興奮した表情を見て、他のサキュバスたちも家事を学ぶことに決めた。




