ラノックの思い出17
翌日、目を覚ましたラノックは洗濯をしようとしたが、そのことを考えた途端、急にひどく気まずくなった。ここにいるのは大人も子供もみんな女性で、彼女たちの下着をどう扱えばいいのか全く分からなかったのだ。顔を赤くしているラノックを見て、サキュバスたちは面白がり、わざと彼の目の前で服を脱ぎ始めた。
ラノック自身も不思議だった。昨日までは何も感じなかったのに、一晩眠って目を覚ましたら、急に彼女たちがずっと魅力的に見えるようになっていたのだ。(昨日、何かあったのか……?)ラノックは首をかしげたが、昨夜見た夢のことも思い出せなかった。
その様子を見て、ブリセラは笑いながら言った。「女が服を脱ぐのを見るの、興味あるの?」「誰がそんなの興味あるかよ!」「そんなに意地張らなくてもいいじゃない。飢えた狼みたいに飛びかかってきてもいいのよ?」「……するかよ。」「今ちょっと間があったよね?」「そんなことない!」「ほんと、扱いにくい人ね。」「……料理しないと。」そう言ってラノックはみんなの服を桶に入れ、そのまま台所へ向かった。
「ふふ、面白い人ね。」「昨日とは少し感じが違う気がする……」「そう? やっと肩の荷が下りたからじゃないかしら。」ブリセラは目を細めた。




