前へ目次 次へ 190/299 ラノックの思い出14 「この屑物を火にくべて灰にして、菜園の土に混ぜてくれ。毒素はもう全部取り除いてある。」 ラノックは以前、カビの生えた食べ物を埋めていたときに、野菜を植えるつもりだとブリセラに話していた。ブリセラもそれに同意している。灰は土地の状態を良くするだろうし、ラノックにとってもこれは家事の一つだった。サキュバスの村には植物がほとんどなく、黄土が舞うばかりの土地だったが、野菜を増やせば少しは環境も良くなるはずだった。