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ラノックの思い出6
ラノックはサキュバスの村に到着した。村の入り口には、裸の若い女性が立っていた。「どうして服を着ていないんだ!?」女性は微笑んで答えた。「サキュバスは男性を迎えるとき、こうする習慣があるの。ただし、正式な場ではちゃんと服を着るわ。私はサキュバスの長、ブリセラよ。ところでアシロ、どうして話すときに私を見ないの?」ブリセラは笑いながら言った。「えっと……ここは村の入り口であって、君の家じゃないだろ。男として、見ず知らずの女性の裸をじっと見るのは失礼だ」「ここは地獄よ、人間界じゃない。そんなに遠慮しなくてもいいのに」
ラノックは咳払いをした。「僕は仕事で来たんです。家事を手伝うんですよね?」ブリセラはくすっと笑った。「ふふ、わざと話題を変えたわね。でもその通り。私たちサキュバスは家事が苦手だから、手伝ってくれる人が必要なの」「じゃあ、始めよう」




