表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
因果が織られ始めた日  作者: rayhuang
呪いを背負う子供たち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

120/299

織り手の誕生118

山を下りたラノックは、胸騒ぎを覚えながら黒い煙の立ち上る方向へと足を速めた。焦げた匂いが風に乗って漂い、不吉な静寂があたりを包んでいる。しかしそこには、彼の治療を受けられなかった者たちが地面に倒れ、体を闇に侵されて黒く染められていた。かつて笑い声に満ちていたはずの場所は、今や物言わぬ亡骸で埋め尽くされている。「もう死んでる……間に合わなかったのか?ちくしょう!」ラノックは拳を地面に叩きつけた。乾いた土が砕け、爪の間に食い込む。それでも怒りも悔しさも消えない。「ラノック……助けて……」かすれた声が風に混じる。彼は即座に黒い光を放ち、その力で闇を押し返した。光に包まれた数人の胸がわずかに上下し、かろうじて命を取り戻す。しかし、見渡す限り、村はすでに跡形もなくなっていた。ただ黒い煙だけが、空へと静かに昇っていた。


推定総盗用率:およそ0%

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ