カブサランカの花
誤字じゃないです。
カブサランカの花がひっそりと咲いている
ほかの花たちはどれだって
すこしでも多くの
陽の目 ひとの目を集めて浴びようと
よその花を押しのけながら
ところせましと花びらをひろげていて
その射線を塞ごうものなら
狼藉者と散らされかねないのに
カブサランカの花ときたら
咲きおくれて
居場所を確保できなかった花のことを気にかけては
さすがに じぶんが咲いている場所を
ゆずってまではやらないものの
じぶんより前に出て
陽の目 ひとの目を浴びればいいよと
じぶんへの射線がさえぎされるのもおかまいなしに
咲きおくれた花に場所をあたえてやるんだ
陽の目を浴びなくても咲き誇れる力強さと
ひとの目を浴びなくても咲き乱れる美しさを
そなえることがじぶんの咲きかたなんだと
みずから選んだのがカブサランカの花だから
だけど それでもやっぱり 咲きおくれた花が
場所をあたえてもらったことをすまなそうにして
肩身を狭く花びらをひろげているのを見ると
カブサランカの花は
「遠慮なんてするな
もっと私のまえにかぶさらんか」
そう言って 惜しむことなく
じぶんが浴びるはずだった
陽の目 ひとの目をその花が浴びられるように
もっとまえへと押しやるのだ
花、あんまりってゆうか、ぜんぜん詳しくないんですよね(汗)












