表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7年前、僕らは名誉オークだった  作者: ▲■▲
第1.0章:奴隷の輪
80/875

過去:エデンの華



■title:

■from:


 夢……。


 今日も夢を見ている。


 夢の中の「私」は……女の子は、とても幸せそうにしている。


 大好きな「家族」に囲まれ、楽しそうに生きている。


 尊敬する「マスター」に教え導かれ、スクスクと成長している。


 あの人も優しかった。


 女の子が「お父様」と呼ぶ鈍色の巨人(ロボット)さんは、いつも少女のことを見守ってくれている。少女のワガママを当然の願いとして叶えてくれている。


「おとうしゃま~! ■■■、あそこ行きたいっ」


『承知した。マスター、外出許可をくれ』


 研究に没頭していた白衣の女性(マスター)は、鈍色の巨人さんの声に対し、「好きにしていいよ」と返してきた。


「ネウロン内なら、自由にうろついておいで。キミに逆らえるネウロン人なんて存在しないし、プレーローマの置き土産も排除したんだから」


 マスターは少女達に興味がないようにも見えた。


 けど、通信機を手に取り、どこかに連絡を取り始めた。


「エーディン。■■■達に弁当を持たせてあげて」


「はいはい、いま持ってきたところですよ~」


 通信先の人物は、弁当箱と水筒を持ってやってきた。


 どうやら少女がドタバタと外出の準備をしているのを見て、気遣い、お昼の用意をしてくれたようだった。


「はい、■■■。いつものサンドイッチだけど――」


「■■■、エーディンねえさまのサンドイッチ大好き! エーディンねえさまのことも大好きっ! ねえさまもいっしょに行こ~!」


「ああっ、私の可愛い■■■……! 私もマスターに振られた面倒くさい仕事さえなければ、一緒についていきたいけど~……! チラッ」


「チラッ!」


 少女とお姉さんは、揃ってマスターに視線を送った。


 マスターは目を落としていた書類から顔を上げ、「勘弁して~」と困り顔を浮かべていた。ペンを指で回しつつ、言葉を紡いだ。


「ネウロンの管理体制を早く構築したいから、エーディンにやって欲しいことが沢山あるんだよ~。ドミナント・プロセッサーさえ完成したら楽になるんだけど」


「アレはまだ理論構築の段階でしょうに。まあマスターならホイホイ作ってしまいそうだけども……」


 お姉さんはため息をつき、少女の頭を撫でながら謝罪をしてきた。


 今日もついていけないけど、楽しんでおいでと言ってくれた。


「ごめんね、■■■。今日もエーディンを借りるよ」


「マスターも忙しいのん……?」


「私は年中無休だよ」


『シシンに買ってこさせたゲームに興じ、仕事をサボっていたのは誰だったか』


 お父様の呟きを聞いたマスターの頬が引きつる。


「有給消化していた扱いにならない……?」


我々(エデン)は組織であって、企業ではない』


「あのゲーム、■■■も楽しかった~!」


『■■■が楽しかったのであれば、良い』


「うーわ。子供にゲロ甘オヤジがいる」


『■■■の笑顔は、全ての上位に存在する。この子こそが正義だ』


 お父様は少女を優しく抱き上げた。


 少女はキャッキャと喜んだけど、調子に乗って「肩に乗りたい!」と言い出した。お父様は「危ない」と言ったけど、直ぐに折れてくれた。


 お父様の肩の上。そこは彼女にとって特等席だった。


 世界で一番安全なところだった。


 だから、「危ない」なんてことはない。


 多分……そう信じていたんだと思う。


『では、出かけてくる』


「いってきま~す!」


「はい、いってらっしゃい」


「気をつけてね~」


 マスター達に見送られ、少女は上機嫌で部屋を出た。


 外はまだ少し寒い。


 ネウロンに来たばかりの時よりも――プレーローマの置き土産に対処した時よりも、ずっと暖かくなっているけど、それでもまだ肌寒い。


『■■■、すまないが少し時間をくれ』


「うんっ!」


 お父様は少女を連れ、敷地内の修練場に向かった。


 そこでネウロン人に稽古をつけている人を見つけ、近づいていった。


 少女もその人物に向け、大きな声で挨拶をした。


「丘崎センセ~~~~っ!」


「おう! ■■■! どうした!? 今日はテメーも稽古つけて欲しいのか?」


『そんなわけがなかろう。■■■に変なことを教えるな』


 木刀を手に立っていた「先生」に向け、お父様がそう言った。


 先生はケラケラ笑いつつ、「じゃあテメーも変なことやってるな」と返した。


『シシン。スマンが急用が入った。今日の稽古はキャンセルさせてくれ』


「おうおう、■■■と遊びに行くのか! いいよいいよ、行ってこい! 稽古なんざいつでも出来る! ■■■、いっぱい遊んでこい! ガキは遊ぶもんだ!」


『スマン』


「丘崎センセーもいっしょにいこっ! ピクニック!」


 少女はそう言ったけど、先生は苦笑して「今度な」と言った。


 そして、修練場の地面に倒れ、肩で息をしているネウロン人を見ながら言葉を続けた。「こいつらを鍛えてやってるとこだからな」と返してきた。


「つっても、こいつらに俺の剣術(けん)は向いてねえわ! 物覚えの悪い奴らでよ~~~~! 教え甲斐ってものが無い!」


 先生はそう言って笑ったけど、倒れているネウロンの人達は少し抗議してきた。


 先生の教えはおかしい。あんなもの、斬れるはずがない。


「でも、斬れてるじゃねえか。現実を認めろ」


 先生は木刀で大地を突きつつ、天を指さした。


「在るものは斬れる。斬れるものは在る。これが摂理であり、剣術だ」


 先生が指さした先には、空があった。


 その空に浮かぶ雲が、スッパリと斬れている。


 雲は遠く、視界が届く果てまで断ち切られ、綺麗な青空が見えていた。


「ほら、■■■。さっさと遊びに征け。今日は良い天気だぞ!」


「うんっ!」


 少女とお父様は修練場を後にした。


 修練場からはネウロン人の抗議と悲鳴、そして先生の楽しげな声が聞こえてくる。お父様はそれを聞き、ポツリと呟いた。


『ネウロン人に、剣は向かないかもしれんな』


「そーなの?」


『ああ。というより、シシンの教え方が下手過ぎるのかもしれん。ヤツはエデン最強の剣士だが……指導者としては、あまり……』


「でも、おとーさま、先生に剣、教わってるんでしょ?」


『シシンとの立ち会いは学ぶ事が多いからな』


「おとーしゃまは、いまでも強いのに……まだ強くなるのん?」


 少女の言葉を聞いたお父様は、否定の言葉を吐いた。


『私は弱い。弱いから強くなる必要がある』


「そうかなぁ……?」


『弱いからこそ、主を守れなかった』


 そう言ったお父様は、手の中に剣を呼び出した。


 お父様という「鞘」の中に収まっていた、長大な野太刀を呼び出した。


「あるじって、ますたーじゃなくて……その剣、持ってたひと?」


『そうだ』


「あるじ、どんなひとだった? ■■■に似てた?」


『…………。お前はお前だ、■■■』


 お父様はそう言い、無骨な手を伸ばして少女の頬を触ってきた。


 固いけど、優しい手。「私」はそれが大好きだった。


 頬ずりをし、キャッキャとお父様と手の感触を楽しんだ。


『時間を取らせた。行こう、■■■』


「うんっ! しゅっぱ~つ!」


 少女はお父様の頭に掴まり、元気にそう宣言した。


 走り出したお父様は、地を走る稲妻のように速く感じた。


 その肩の上で、めまぐるしく変わる景色を少女は夢中になって眺めていた。


 大声を上げ、はしゃぎ、暴れる事もあった。


 けど、絶対に肩から落ちることはなかった。


 無骨な手が、稲穂のように優しく添えられていた。


 ずっと守ってくれていた。


「ついた~っ!」


 少女がお父様にねだり、連れてきて貰ったのは花畑だった。


 マスターの実験で、たまたま作られた花畑。


 野草が深い紫色の花を咲かせている。秘密の花畑。


 少女はそこでお父様と一緒に遊ぶのが大好きだった。


 周りの大人達も連れ、皆でご飯を食べるのが大好きだった。……あの日は、皆忙しくて2人きりだったけど……それでもとても楽しかった。


 大好きな家族と一緒。


 それだけで幸福だった。


「おとうしゃま~! 見て見て~!」


 少女は花冠を作り、お父様のところに走った。


 辿り着くと、自信作の花畑を見せつけた。「お前はそれを作るのが上手い」と褒めてもらうと、得意げな顔で「あたまさげて!」と頼んだ。


 自信作をお父様の頭のヤドリギにかけ、「似合ってる!」と言って笑った。


『お前は物作りの天才だ』


「えへへ……。……ヤドリギも、花かんむりみたいに作れたらなぁ……」


 マスター達のように立派にお仕事をしたい。


 人類(ひとびと)を救うために力を振るいたい。


 少女はそう思っていた。


 だって、マスターやお父様達がそうしているから――。


 そう思い、憧れていた。


 けど、お父様は少女の頭を撫でつつ、こう言った。


『作れなくて、いい』


「え?」


『ヤドリギなど、作れなくていい。お前は、ただ笑ってくれているだけで、いい』


 お父様の手が、頭の上から頬に移る。


 頬を撫でられ、「私」は目をつむって頬ずりをした。


『ヤドリギなど作れなくても、お前は私の愛しい娘だ。■■■』


 その名が聞こえない。


 ……聞き取れない。


「んに~……。でもでもっ、■■■、おとーさまや、ますた~のお役に立ちたいのっ。■■■も、がんばるのんっ!」


『そうか。……お前のしたいようにしなさい』


 硬くても優しい稲穂のような手が離れていく。


 それでも眼差しは少女に向けられている。


 ずっとずっと、見守ってくれている。


 見守ってくれているお父様の角に――ヤドリギに、小鳥達が飛んできた。


 少女はパッと表情を明るくしたけど、騒がないように口を押さえた。小鳥達を驚かさないよう、落ち着いて見守り始めた。


 お父様は少女が小鳥達を見守りやすいよう、じっとしていた。


「ネウロンの鳥さん、生きてたんだ……!」


『長い冬が終わった。春が来る。また多くの鳥達が空を飛ぶのだろう』


「おとうさまと、ますたー達のおかげだねっ……!」


 小鳥達が飛び立つ。


 花冠をチョンチョンと突いた後、少女の頭に軽く止まってから飛び立っていった。少女は喜び、手を振って見送った。


「やっぱり、■■■もおとーさま達みたいになりたいっ!」


『そうか……』


「ヤドリギ作って、みんなを助けて~。ネウロンのみんな、元気な鳥さんにするのっ。ヤドリギだけじゃないよっ! 機兵と~、方舟と~、海門の干渉機と~……! それからそれから……神器も作りたいっ!」


『お前の人生だ。お前の好きにしなさい』


 お父様はそう言ってくれたけど、少し、悲しそうだった。


 悲しそうに言葉を続けた。


『しかし、■■■。華にはなるな』


 お父様の言葉がわからず、少女は首をかしげた。


『華は美しい。良きものだ』


「うんっ! ■■■もお花、大好きっ」


『だが、華は咲く場所を選べない。散る場所さえも選べない』


「う~ん……」


『風や鳥の都合で運ばれて咲き、誰かの都合で散っていく。それが華だ』


 少女の摘んだ花も、少女の都合で散っていく。


 でも、彼女はそのことをよくわかっていなかった。


『華は再び咲くだろう。だが、同じ事が繰り返される』


「…………」


『私はお前に、華のような生を送ってほしくない』


「んと、んと……。それって、よくないこと、なのん?」


『…………』


「お花さんはキレイだよ? みんなもお花さん、好きでしょ?」


『ああ……。だが、だからこそ華は不幸なのだ。愛でられはするが、愛でられるからこそ人々の都合に振り回される』


 お父様は少女の肩にそっと手を置き、告げた。


『私は……お前に、お前の都合で生き続けてほしい。永久(とこしえ)に』


「ん~……」


『誰かのためではなく、自分のために生きるのだ』


 少女は、その言葉に上手く返答できなかった。


 誰かが喜んでくれるなら、「花の生」でいいと思った。


 皆はそうしているから、それでいいと思った。


 誰かが笑ってくれるなら、花として咲きたい。


 そう思うけど、そう言うとお父様が悲しむ。


 そのことは理解していたから、困って黙ってしまった。


『…………すまん。これは、良くないな』


「おとうさま?」


『これは、私の都合だ。これも、他者の都合だ』


 私の言葉に振り回されてもいけない。


 こうしてほしい、と願うことそのものが呪いとなる。


『私の言葉も忘れていい。……好きにしなさい』


「うーん……。……おとうさま、泣いてるの?」


『私は、お前達のように涙を流さない。私にそのような機能は無い』


 それでも泣いているように見えた。


 だから「私」はお父様に抱きついた。


 これで少しはお父様が喜んで、笑ってくれたらいい。


 そう思いながら抱きついていたけど……頭に湧いた疑問を口にした。


「ねー……おとうしゃま~……」


『なんだ。■■■』


「ますたーは、いつもみんなに『おねがい』されてるよ? みんなに『たすけて』って言われて……みんなを助けてるよ?」


『…………』


「みんなのために戦ってるますたーも、『お花さん』なの?」


 お父様はしばし、言葉に詰まっていた。


 けど、「お前の言う通りだ」と返答してきた。


『彼女こそ華だ。このエデンの華だ』


 お父様は少女の背中を撫でつつ、言葉を続けた。


『彼女はいつも咲く場所を選べない。散る場所すら選べない』


「…………」


『故に流離う。幾度となく死に、幾度となく蘇り、今はここで咲いている』


 少女はうらやましいと思った。


 マスターは、それだけ皆に求められている。


 それだけ皆を助けている。


 けど、「大変そう」とも思った。


 マスターは皆の前では神様のように振る舞っている。


 でも、皆のいないところでは疲れた顔をしていた。


 ソファに深く腰掛け、虚ろな目で天井を見上げていた。


 少女の存在に気づくと表情を取り繕い、優しく話しかけてきたけど……疲れている様子だった。一瞬、死体のように見えるほど疲れた様子だった。


「……なんか、今日、おとうさま変かも?」


『…………。そうか?』


「ん~……。おとうさま、どっか……行っちゃうの? どこか、遠いとこ……」


 怖いものを思い出して、少女は不安になった。


 不安だから問いかけた。


『遠征の予定はない。お前の傍にいる』


「ほんと?」


『マスターが界外に行くことはあるだろう。だが、私は護衛から外してもらえるよう頼んでいる。常にお前の傍にいるために』


「やった! ホントにホントだよねっ?」


『真実だ。嘘ではない』


 お父様は私の手に触れ、誓ってくれた。


『私はお前の傍にいる。お前を守る。永久に』


 そう言ってくれた。


 言ってくれたからこそ……
















 お父様は怒った。


 マスターに刃向かった。


 だから、「私」は、お父様に刃向かった。


 自分の意志で、刃向かった。






【TIPS:エデン】

■概要

 人類連盟にテロ組織として指定されていた流民組織。少数精鋭ながらも複数の神器使いを擁していた事から、人類側の強国だけではなく、プレーローマですら手を焼かされていた。


 プレーローマの艦隊を複数撃破し、プレーローマ支配地解放に多大な貢献をした事だけを見ると「人類の味方」と呼ぶべき組織。


 しかし、人類連盟加盟国等に対し、武力による恫喝を行っていた。恫喝に従わない場合、神器の力によって人類側の軍隊を蹴散らす「虐殺行為」も行い、人類側の政府組織を滅ぼすことさえあった。


 人類連盟と手を組み、対プレーローマ共同作戦を展開した事もあるが、人類の和を乱す存在としてテロ組織に指定された。


 元人類連盟加盟国で、現在は交国との戦争状態にある竜国リンドルムもエデンと通じており、交国は「竜国はテロ支援国家」と言い、宣戦布告の大義名分の1つとした。



■エデンの末路

 プレーローマ支配圏、人類文明圏の両方で騒乱を起こしたエデンだったが、現在は壊滅・解散状態にある。


 エデンは人類連盟あるいはプレーローマによる殲滅作戦を何度も潜り抜け、何とか存続していた。だが、新暦1239年、マーレハイト共和国滞在中に多数のエデン構成員が死亡。主力を担う神器使いも多くが死亡した。


 マーレハイト共和国で壊滅的な打撃を受けたエデンだったが、生き残りはエデンが保護していた流民達と共に命からがらマーレハイトを脱出。


 その時にはもう神器使いは2名しか生き残っておらず、うち1名は神器が破損。エデンの戦闘能力は大幅に低下する事になった。


 テロ組織として人類連盟に追われ、プレーローマとも敵対している死にかけのエデンに行き場などないと思われていた。


 しかし、交国が秘密裏にエデンに接触。エデン解体とエデン構成員の交国帰属を条件に「保護」を約束した。


 エデン内でも交国の提案は意見が割れたが、戦いに疲れた多くのエデン構成員が交国に下っていった。神器使いも1人、交国に下ったが、もう1人の神器使いは部下達を連れ、放浪を続けている。


 交国はエデン解体を手柄としてアピールしたが、エデンに手を焼いていた人類連盟加盟国はあまりいい顔をしなかった。


 エデン構成員を処刑すべきという意見も出たが、交国の政治的圧力によって意見する者達は黙らされていった。


 一部は残党として放浪し続けているとはいえ、エデンという組織は滅んだと言っていいだろう。しかし、エデンの怒りの炎は未だ燻り続けており、交国政府も監視をつけてそれを注視している。



■最初のエデンの結末

 新暦299年。プレーローマの武司天との戦闘により、当時のエデン総長が死亡。「最初のエデン」はそこで壊滅した。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ