表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7年前、僕らは名誉オークだった  作者: ▲■▲
第3.0章:この願いが呪いになっても
414/875

TIPS:玉帝近衛兵隊



【TIPS:玉帝近衛兵隊】

■概要

 玉帝の周辺警護だけではなく、特殊工作も担っている部隊。汚れ仕事も少なくなく、玉帝の周辺警護を行っている近衛兵以外は殆ど公の場に出てこない。


 玉帝近衛兵隊に所属する近衛兵達は<戈影(かえい)衆>と<燭光衆>の2つに分類される。前者が近衛兵の主軸を担う精鋭兵で、後者はそれを支えている。


 寝鳥満那は戈影衆の長であり、近衛兵隊の隊長も兼任していた。



■戈影衆

 戈影衆の近衛兵達は皆、権能が与えられている。元々は<黒司天>という天使が使っていた権能<エウクレイデス>が分割され、戈影衆の1人1人が分割版のエウクレイデスを使うことが出来た。


 現在の戈影衆は<投影移動>と呼ばれる「ディスプレイ等に映った自分の影」に対しても権能による移動を行える。移動可能距離は個人差があるが、隊長の寝鳥満那は最大10キロ程度の移動が可能だった。


 先代の近衛兵が処分された際、「アダム・ボルト」という近衛兵だけは交国から脱走している。そのアダム・ボルトが与えられた<エウクレイデス>は彼自身と共に行方不明となっていた。


 また、先代の権能持ちはオークが多かったが、現在の戈影衆はほぼ全員が<玉帝の子>として作られた<森王式人造人間>達が務めている。


 彼らは職務の都合上、公に認知される事はない。戈影衆同士はともかく、その援護を担う燭光衆には戈影衆構成員の正体を知らない者も多い。


 権能による潜入・離脱を得意としており、現在の戈影衆は今まで1人も欠ける事が無かった。皆、玉帝の掲げる大義を盲信し、交国のために大勢を殺してきた。惨禍を引き起こす工作もこなしてきた。


 多忙なため、全員が揃う事はあまり無かったが、年末付近で時間を取って忘年会を行い、全員の無事を確かめ合うのが恒例行事だった。多忙な玉帝もその忘年会には参加し、戈影衆1人1人を激励しながら酔っ払っていた。


 玉帝が酔っ払ってパタンと寝ると、忘年会はお開きになるのが戈影衆の恒例行事だった。彼らはこのような日々が永遠に続くことを願っていた。そうはならないだろうな、という事は覚悟しているつもりだった。



■燭光衆

 戈影衆の支援を担う部隊。必要に応じて交国軍等から招集され、作戦行動に参加させられる者もいる。中には機密保持のため、作戦終了後に消される者もいる。


 戈影衆が使うドローンの操作を担う者達は常駐しており、戈影衆とも親しくしている。ただ、寝鳥満那は大抵、自分1人で最大100体のドローンを操作しつつ、作戦指揮と戦闘行動を担っていた。


 そこまで出来ても玉帝は、寝鳥満那を「指揮と工作能力はともかく、単純な戦闘能力は、まだアダム・ボルトを超えていない」と評していた。寝鳥満那は最後の最期までその評価を「正しい」と信じていた。


 彼女にとって、玉帝は神の如き存在だった。


 しかし、玉帝は神ではない。魔神ですらない。


 愚直に働き続けるただの被造物である。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ