ニュース:ブロセリアンド帝国の再来か? 各地で広がる民間人被害
【ニュース:ブロセリアンド解放軍】
■ブロセリアンド帝国の再来か? 各地で広がる民間人の被害
交国軍の犬塚銀特佐の「玉帝告発」に便乗する形で、過激派組織<ブロセリアンド解放軍>が交国領各地で武装蜂起。交国のオークに対し、「解放軍に参加しろ」と呼びかけつつ、戦闘を継続している。
ブロセリアンド解放軍は、プレーローマの支援で誕生した<ブロセリアンド帝国>の遺産を活用して組織された過激派組織だ。
彼らは犬塚特佐が玉帝を告発した内容を「解放軍が独自に手に入れたもの」と言い、それらを根拠に交国と敵対。交国軍と激しい戦闘を行っている。
交国の最高指導者である玉帝が、自国のオークを軍事利用していたのは玉帝も認めている。告発者である犬塚特佐は解放軍に対し、「話し合いによる解決に協力してほしい」と求めている。
しかしブロセリアンド解放軍は「交国が滅ぶ決着しか有り得ない」と語り、各地で交国軍を襲い、戦線を拡大し続けている。
同組織が起こす戦闘には多数の民間人も巻き込まれており、それを非難した人権団体の事務所が襲撃されるという事件も発生している。
■ブロセリアンド解放軍による集団処刑 犠牲者には民間人も
過激派組織<ブロセリアンド解放軍>は6日、「解放軍に逆らった」として拘束していた人間89人を機兵に踏み潰させ、殺害する映像を公開した。
映像には拘束された89人が並べられ、順番に機兵に踏み潰されて死んでいく様子が映し出されている。
今回処刑された89人の多くは交国軍人だったが、20人の民間人がいた事もわかっている。
ブロセリアンド解放軍も民間人を殺したことを認めている。さらに「解放軍への協力を拒んだ人間だった」「解放軍の聖戦を否定した以上、交国の手先に他ならない」「交国軍兵士の家族だった」などと語り、処刑を正当化している。
同組織は前日にも捕らえた人間を焼死させる映像を公開しており、処刑は今後も続く可能性が高い。処刑の映像は同組織の活動地域以外にも広く発信され、「解放軍に従わない者はこうなる」と喧伝され続けている。
同組織に殺害された民間人は1000人以上に上る。戦闘に巻き込まれただけではなく、「解放軍に対して住居を提供しなかった」「解放軍兵士の服を汚した」という理由で処刑された事例も報告されている。
■ブロセリアンド解放軍兵士から性的暴行 訴え相次ぐ
ブロセリアンド解放軍による武装蜂起が続く中、民間人から「解放軍兵士から性的暴行を受けた」という訴えが相次いでいる。
ブロセリアンド解放軍は武装蜂起当初、奇襲によって交国軍に損害を与えて支配地域を増やしたものの、交国軍の攻勢によって支配地域を失い続けている。
交国軍が解放した地域では、生き残った民間人が安全地帯に輸送され続けているが、全員が無傷で助かったわけではない。交国軍に助けられた事でやっと発言できる状態になり、解放軍の蛮行を訴える人々が増えている。
人権団体<平和監視機構>は交国軍と行動を共にし、解放軍蜂起地での実地調査に入っており、「解放軍兵士による性的暴行は確かにあった」と発表している。
平和監視機構のエメルロンド氏は「解放軍兵士は性暴力隠蔽のために被害者の殺害まで行っている。遺体を機兵で潰し、時には焼いている」「暴行を受けた事実を話せない被害者もおり、明らかになる被害はごく一部」と語っている。
■交国領で医療危機 ブロセリアンド解放軍の戦闘行為影響
交国領で武装蜂起したブロセリアンド解放軍と、交国軍の軍事衝突は現在も続いている。解放軍は蜂起当初、奇襲によって優位を築いたものの、その優位が失われると各所で敗走を続けている。
交国軍は次々と解放軍兵士を制圧し、解放軍の支配地域を解放し続けているが、危機は未だ続いている。
ブロセリアンド解放軍は人口密度の高い住宅地区でも構わず戦闘を行い、爆風や瓦礫で多数の民間人が負傷している。
解放軍は民間人の負傷者救助すら行わず、戦闘を優先。医薬品や医療設備も解放軍で独占している。それによって解放軍支配地域にいる民間人の医療体制は崩壊している。
交国軍が民間人の救出を急いでいるが、治療の遅れによって手足の切除手術が必要になった例も確認されている。その中には子供の姿も少なくない。
ブロセリアンド解放軍は「全て交国が悪い」と開き直るどころか、占領地にいた子供の四肢を切断し、戦闘用の義手・義足をつけて少年兵に仕立て上げた映像も公開している。




