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裏庭の魔女  作者: 岡田 ゆき
第二章 王子と恋人
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【第一章までのあらすじと登場人物】

【第一章までのあらすじ】

 ロナール国にある三大貴族の一つ、ロズウェル家の長女であるリリーナターシャ・ロズウェル(以下リリーナ)は幼い頃から植物たちと会話が出来、両親は魔法を使えないが彼女は密かに魔法も園芸に使用。

 ある日、ひょんなことから王城庭師となったリリーナは貴族の名を伏せて仕事に励むことに。中庭の主のお転婆な白薔薇姫に連れられ、中庭へ行くと中庭の主の古樹・カブに「フローラ」と名前を間違えられる。赤髪の第二王子のアレスフレイムとその側近のノインに呆気なく魔法が使えることをバレたリリーナだが、自分の魔力が桁違いに強く特殊であることを初めて知った。

 アレスフレイムに頼まれ、彼等と国境付近の畑の再建に向かうと、隣国レジウムと国境を跨る山に異質な鉱物が埋められていて山の水の流れをせき止めていた。好戦国で竜騎士を率いる大国ゲルーが仕向けた疑いがあり、好戦家のロナール国王に戦争をけしかけようとしているのではと推測。鉱物を壊す際にリリーナが命の危険の状態になり、アレスフレイムは看病をしながら彼女への特別な感情に気が付く。

 無事に畑を蘇らせ、リリーナたちは王城へ戻る。リリーナは土いじり以外にも魔法を使うことが増え、自身の中にある謎の空間や扉、女性の声の夢を見るが、王城敷地内の庭を育てる決意を胸に正式な庭師の後継者として幕が開く。


【第一章までの登場人物】

リリーナターシャ・アジュール(本名ロズウェル) 属性:全

 隠れ令嬢で品位や教養はあるが、基本的に土いじり以外興味無し。ロナール国では女性はスカートを履くのが常識だが、合理的では無いため白いシャツに黒いつなぎ姿でいる。


アレスフレイム・ロナール 属性:火

 ロナール国第二王子。剣術も魔力も優れ、戦争では必ず敵の大将を打つため、国の英雄とされている。


ノイン・マーライ 属性:水

 アレスフレイムの専属騎士。彼と同い年で、執務も熟す真面目な青年。アレスフレイムが超不機嫌になると、彼の胃が比例して痛くなる。


マルスブルー・ロナール 属性・水

 ロナール国第一王子。爽やかで優しい王子ではあるが、優柔不断なところや自己肯定感が低い面もある。だが、空気も読めない面もあり、弟のアレスフレイムを怒らせることもしばしば。


スティラフィリー・クリエット

 三大貴族の一つ、クリエット家の令嬢。マルスブルーとは長年恋人。美しく控え目な性格で、侍女たちが非常識な言動をしても何も言えないでいる。


オスカー 属性・土

 マルスブルーの専属騎士。温厚なマルスブルーとは違い、従業員が非常識な行動をすれば厳しく叱る。


レベッカ

 スティラフィリーの侍女。彼女を大切にしたい余りに不気味な服装のリリーナに強く拒絶反応を見せる。


レイトス・ロズウェル

 三大貴族、ロズウェル家の当主。言葉数が少ないことから、沈黙のロズウェルなどと呼ばれている。


カロリーナターシャ・ロズウェル

 リリーナの実の妹。天真爛漫な性格で、思ったことはすぐ言葉に言うタイプ。


ヴィック

 王城料理人。男性ではあるが、心は女性。そんな彼女を理解出来ない者たちが次々と辞めていき、厨房にはヴィック一人となった。厨房が裏庭にも近く、リリーナとは友人となり、ヴィーと呼んでもらっている。


ホック

 初老の王城庭師。年齢と共に足腰が弱まり、後継者を探していたところ偶然リリーナに出会う。


レジウム国王 属性:光

 幻と言われる光の属性魔法を使える。平和を望むが、移民が多かったり財政難で国民の管理が行き届いてなく、彼の血が狙われている恐れがある。


カブ

 裏庭の主。白銀の大木の切り株。口数はかなり少なく、彼が何の種類の植物かリリーナはわからないため、カブと呼んでいる。


白薔薇姫

 中庭の主。表向きはお転婆な姫君だが、あまり確信的なことは言わないもののリリーナに助言をしながら見守る。


カジュ

 中庭に生えている木。葉が多く、前任の庭師のホックは彼の葉の掃き掃除にいつも苦戦をしていた。おおらかな性格。


ユズ

 リリーナの実家の庭の主。リリーナにとって兄のような存在。リリーナの幼い頃から植物と話せること、魔法を使えることを話してはならないと警告をしていた。そして、恋もしてはならない、と。

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