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裏庭の魔女  作者: 岡田 ゆき
第一章 庭師と王子
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6 茨で縛られた扉

 満月の夜、夢を見た。


 魔力を使い過ぎで疲弊した身体を誰かが潤いを与えてくれ、無機質な薄暗い空間にひとりぼっちで眠っていた私は目を覚ます。ゆっくりと。


 何もない空間にたった一つの白い扉があった。


 起き上がって扉の目の前に立つ。

 幾つもの色を持たない黒や灰色の茨で扉は縛られていて、出入りすることを禁じられているようだった。

 

 ああ、こんなに魔力を使ったのは初めてだわ………。


 心の中でそう呟くと、音も無く一本の茨が解かれ、僅かに扉に隙間が開かれた。


 隙間からは小さな赤い光が点々と飛び入ってきた。

 無音の空間に扉の向こうの音が微かに聞こえてきそうだった。


 この扉は…………………。


 私は知っている。


 だって、私の中の扉なのだから…………。




 リリーナの瞳の濁ったピンクが煌めいていた、扉に共鳴するかのように。




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