表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三人の精霊と俺の契約事情  作者: 望月 まーゆ
第1章: 三人の精霊と契約
6/217

契約の内容の癖が強い


これから先、精霊三人と暮して行くにあたり彼女たちの特徴と契約の内容を理解しておく必要があるという事が分かった。


まずは、体の出入りと外に出た時の実体化だ。体の中にいる時はアーサーが心の中で思ったことも考えている思考さえ全て彼女たちにもリンクする。そして彼女たち一人、一人が思っていることや考えている思考全てをアーサーもリンクすることが出来る。


体の外に出ると彼女たちは実体化する。会話は心の中で、テレパシーのように出来るが思考や心の中で思ったことはリンク出来なくなる。



そして、 契約内容が実は恐ろしいものだったのだーー




= = = = = = = = = = = = = = = = =



1、 契約を交わすこと即ち、 永遠の誓いを交わすこと。


2、 契約を結ぶのは永遠の誓いの口づけを交わすこと。


3、契約は魔女に心臓を捧げたという意味である。契約解除は人間側の死をもって解除となる。


4、契約を交わした人間が契約を結んだ精霊以外の者に愛情が芽生えた時は死をもって償う。逆も同じである。


5、契約を結んだ精霊と半径1キロ以上離れると愛情と愛情が離れるのでお互い死をもって償う。逆も同じである。


6、契約を結ぶだ精霊と24時間以内に1回以上口づけを交わさないと愛情が契約した精霊に伝わらない為、お互い死をもって償う。



7、以上の内容を理解して契約となる。



= = = = = = = = = = = = = = = = =



「なんだこれの恐ろしい内容は。 俺は騙されたのか」


契約書を持つ手が震えてる。基本的に全てペナルティが死である。そして、契約=永遠の愛の誓いであるとようやく理解したアーサーだった。


魔法が使えるようになった代償に三人の精霊の嫁を迎え入れてしまったのだ。そして、もう二度と、人間の女性を愛する事さえ許されなくなってしまったのだ。



少し、アーサーは悩んだが実はアーサーは人を好きになったことがなかった。誰を好きになりその人に愛情を注いだこともなければ愛情を注いでもらっだこともなかった。


だから今、アーサーは困惑していたのだーー





ーー 愛情ってなんだ ーー


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ