表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三人の精霊と俺の契約事情  作者: 望月 まーゆ
第1章: 三人の精霊と契約
5/217

自己紹介

「なあ。 一人の人間に一人の精霊の契約じゃなかったのか」


アーサーの目の前にはふわふわと浮いてる三人の精霊。先程、見事に契約を勝ち取った者たちだ。そして、その者たちは何故か三人ともアーサーの体の中から出てきたのだ。


「何故かしらね。 もしかしたらアーサー様が特別な体質なのかもしれないですね」


リサがスッとぼけた感じではぐらかす。


「なんで様をつける? またふざけてるのか」


「リサはふざけてないの。 けいやくを結んだ相手は、 精霊にとっては ごしゅじん様なの、ごしゅじん様の愛で 私たちはチカラを発揮するの」


「ふふふ、そうゆうことですわ。 アーサー様」


イマイチ理解出来てない部分もあるのだがとぽりぽり頭を齧りながらまじまじと精霊三人を見つめた。



★ ★ ★



「えっと。 赤い髪の毛のピンク色の服を着た子が、 リサだっけ」


くるんと一回転して、スカートの裾を両手で摘んでメイドのように持ち上げて。


「改めまして。 炎の精霊 リサです。アーサー様、末永くよろしくです」


リサの特徴は、何といっても大きなパッチリした目、 赤いサラサラの髪の毛は背中まで伸びている。 よく見ると色は違うけど、三人とも同じようなメイド服のような服を着ている。


「えっと、キミは・・・」


同じく、くるんと一回転してスカートの裾を掴んでメイドのようなポーズをとり。


「はじめましてアーサー様 。大地の妖精 エルザなの。アーサー様とずっと一緒なの」


エルザは、茶色のふわふわウエーブをした肩より少し長めの髪で、目は垂れ目でおっとりしている。


エリザは満遍の笑みを浮かべて微笑んだ。


くるんと他の二人と同じように一回転してスカートの裾を掴んでメイドポーズをとり。


「ふふふ、アーサー様。風の精霊 シルフィーですわ。 良い関係を」


シルフィーの特徴は、青い髪の毛をポニーテールで束ねて眼鏡をかけている。 なんといっても大人っぽく知的な雰囲気がある。


「リサ、エルザ、シルフィー。 よろしくな」


アーサーが三人の前に手を差し出すと、三人の精霊の小さな手がぎゅっと握り返してきた。



ーーこれで、 僕は魔法が使えるんだーー








現実は、 あまくなかった・・・





誤字修正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ