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三人の精霊と俺の契約事情  作者: 望月 まーゆ
第1章: 三人の精霊と契約
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プロローグ



「 アーサー様あ。 ケーキ食べたいよお」

「アーサー様あ。 お出かけしたいの」

「ふふふ、是非私も」


「ーー 行かねえよ!!!」


「何で?!」

「なの?!」

「ですの?!」


このヘンテコな会話は日常茶飯事。


俺の名前は、アーサー。

不幸にも、一人の人間に、一人の精霊しか契約出来ない筈なのに、 何と不慮の事故で三人同時に契約してしまったーー。


よりにもよって、これがまた三人ともポンコツな上に個性が強い。


(トホホ)



★ ★ ★



俺の家は先祖代々続く魔法使いの家系だが、なぜか俺だけ魔法が全く使えない。


人間なのに魔法が使える血筋はほとんど例が無くそれがこの家系の自慢だ。


兄と姉は、まさに貴族といった感じで毎日忙しくいろんな国の会食やら外交やら忙しなく過ごしてる。



そんな中、 全く魔法が使えない俺は恥晒しの除け者扱いされてきた。


自分で言うのも何だけど・・・性格も捻くれてるし歪んでる。


人との関係を拒み、家族ともほとんど顔を合わせず暮らしてる。


夢や希望を抱くことさえなくただ毎日をボーッと過ごしてきた。


魔法が使えないのを呪ったこともあった。

何とか使えるようになりたいと足掻いた(あがいた)こともあったーー結果はいつも一緒だった。


だから諦めた。

そして悟った。


俺には存在する価値なんかないってことに。

空っぽになった俺は楽になった。



だけど、あの日俺は三人の精霊(アイツら)と出逢えて変われたんだ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 魔法にコンプレックスがあって、三精霊との出会いで変わるということは、魔法に関する期待値が上がってきました。 [気になる点] タピオカミルクティーですね [一言] こちらの作品だったとは、ま…
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