表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱ですが、何か?  作者: ディアズ・R
地上編?
7/43

旅の宿屋?んなもんないわ!

どうしようもないね。

最初でいろいろやりすぎたかもしれない。

冒険者一行を泊める事になった。

適当に俺の知っているギルドと宿舎を創った。

なんか魔法使い風のローブの人が驚いてた。

帰って寝るか。


「もう少し我慢してください」


心を読むな。

少し前にも読まれた気がするけど。

むしろ会話した気がする。


「私とマスターは一心同体ですから」


確かにそうだけど。

てか、感情豊かになりすぎじゃね?

ただのステータスだろ?


「そこは愛の力でどうにでもなります」


俺はお前を愛せない。


「私のことを見て興奮する時があるのにですか?」


すいませんねぇ!!


「あそこを、使っていいのか?」

「はい、私もマスターも基本的に城の方で暮らしていますから…何か不都合でも?」

「いや、もっと酷い所でもしょうがないと思っていたからな」

「そうですか」


早く帰ろうよ~

早く~


「ほら、この前作ったリンゴでも食べててください」


……甘い。


「そこの、メイドの主」


俺か?

先ほどのローブが話しかけてきた。


「マスターは話せませんので、私に言ってください」

「そうか、その杖どこで手に入れた?」

「南にある洞窟の入り口付近の宝箱です」

「あそこに行ったのか!?」


なんで驚いてんだ?

もしかして、進入禁止だった?

やっべ、国際問題になる。


「あそこは竜の王座と言われていて危険な洞窟なんだぞ!?」

「そうなのですか?」


国際問題は避けたか。

いきなりそんなところに出るとは……俺の運は、きっと、悪運だろうな。


「奥に入ったのか!」


おっさんが乱入してきた。

今更だが、名前が出ないな。


「むしろ奥から出てきました」

「?ま、まあいい、奥には何があった!」

「変化の杖と虹色の宝玉ですね」

「虹色の宝玉…ホントに、実在したのか……」


なんだなんだ?

やっぱレアアイテムだったのか?

ウチのメイドが俺の部屋のシャンデリアの中心に埋めたぞ?

ほら、ウチのメイド笑顔が引きつってる。

ヤバイことした自覚があるのはいいことだ。


「え~あ~私、用事を思い出したのでここで失礼させてもらいます」


俺の腕を掴んで俺の部屋に向かうウチのメイド。

取りに行くんですね、わかります。

お前の事をメイと呼ぶことにする。

ドジッ子メイちゃん。


「ふざけてないで急ぎますよ!」


俺悪くなくね?

むしろ俺、止めたよ?

なんかレアモノっぽいから止めた方が良いって。

そしたらなんていったと思う?

「使わない物に価値は無いのです」だってさ。

必要なとき以外使わないから仕舞っとくんだぜ?

アイテムの重要性をなめるな。


「なら、ダメなメイドにお仕置きをしてくださいね♪」


……あれ?

なんか違くね?

どうやって終わらせよう。

終わりが見えない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ