称号としてメダル王を手に入れた
ノリで書きすぎたかもしれない。
もっとちゃんとやらないと……
5日たった。
俺より、ステータスメイドのほうが強い件について。
俺と同じステータス表示の能力を持っているようだ。
しかも寝てる間にチートストーンマンを2体倒してやがった。
職業…メイド
称号…ステータス
レベル…24
HP…不死
MP…1920
腕力…10757
守り…6043
魔力…4208
魔防…6302
速さ…38091
運…777
賢さ…主以上
根性…100000
確かにホムンクルスだし、元が賢者の石だから死なないのはいいよ。
てか、もう、いろいろ可笑しいだろ。
あの運何だ?
嫌がらせか?
賢さ主以上?
馬鹿にしやがって。
根性が羨ましい。
てか、速過ぎだろ。
絶対に追いつけないんだが。
俺のステータスのしょぼさがうかがえる。
もういっそ、殺してくれ。
「マスター」
クソ!
俺がギャルゲーマーだと知って、あえての美少女。
何も言えない!
何も言えないんだよ!
可愛いは正義!
「外に人がいますよ?」
普段メイド服の癖に、戦闘とか訓練とかするときには、セイバーさんの戦闘服着るから尚よろしい。
てかスタイルよすぎだろ。
けしからん。
「マスター?」
声出せ無いんだからしょうがないだろ?
メールを見ろ。
「えっと、話を聞いてから、ですか、わかりました」
ステータスの時とは違って、からかってこないな。
……べ、別に寂しいとか思ってないんだからね!
勘違いしないでよね!
「では、逝きましょう」
え?
なんで襟首掴むの?
え?
なんで窓に足をかけてるの?
え?
ここ、最上階だよ?
え?
マンションなら30階以上だよ?
笑いやがった。
絶対ワザとだ。
肉体的にいじる気だよこの子。
可愛いから許してしまう自分が憎い。
小さなメダル創って、ばら撒いてやる。
たくさん持ってきた奴には、レアな物をやるんだ。
だから外に出る必要無し。
これからは飛び降りなくてすむんだ。
「貴殿らが、ここの住人か?」
「はい、私とマスターの二人で暮らしております」
生まれて一週間経ってないだろ、お前?
「そうか、良ければ泊めて貰えないだろうか?入ろうと思ったら何かに遮られてな」
「どうしましょうかマスター?」
喋れないって言ってんだろ?
てか、この人怖い。
メッチャムキムキで、顔に傷がある、明らかに歴戦の猛者だ。
背中にある身の丈ほどの大剣は、所々欠けているけどかなり良い物だ。
俺なんか片手で殺されそう。
なんていっても、ウチのメイドの放つ波動で近付くことも出来ないぐらいだ。
……何で波動なんか出せたんだ?
てか、元ステータスがどんどん化け物になっていく。
そして俺はただのチキン。
最近、識別スキルだけ高くなった。
相手の強さと自分の脆弱さがよくわかる。
「いいそうですよ」
「そうか、ところで、君のマスターは喋らないのか?」
「声が出ないんです、気にしないでください」
あ、この人に小さなメダルの事教えて広めてもらうか。
代わりにこの前創っておいたやつでもあげるかなぁ。
やっぱいいや。
自力で何とかしよ。
「では、向こうにいる仲間を連れてくるので、ここで待っていてもらえるか?」
「わかりました」
普通に話せるの羨ましい。
スケッチブックかなんか創るかな?
「マスター、小さなメダルをばら撒くならガーゴイル辺りを創るのがいいですよ?」
なるほど。
空から撒くのか。
創造の杖は、生き物は創れないからな。
機械とかどうよ?
「いいかもしれませんね、私と同じホムンクルスなら生き物でも大丈夫では?」
あ~中身に入れるものが無いから無理。
今来てるあの人たちを殺して、魂を入れればいけるけど。
じゃあステータスはなんなんだって?
そこは愛と勇気と友情と気合で何とかなった。
「それは辞めておきましょう」
ちなみにこれの成功条件としては、メイドであり、俺以上の強者である君の協力が不可欠だ。
俺だけなら間違いなく返り討ちにあう。
俺がホムンクルスになる。
「それもいいですね」
勘弁してくれ。
そういえば、竜の屍どうしよう。