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最弱ですが、何か?  作者: ディアズ・R
空中庭園編?
43/43

普通の一般人……俺もじゃね?

もう、続きが思いつかないよ。


更新できてるのが、奇跡に近いですわ。

過去、幾度と無く俺を助けてくれた社長こと蓬彩(よもぎあや)さんが、この謎世界に召喚されてしまった様だ。

私服なのか、ちょっと大き目のセーターとフリフリのスカートを着ている。

そして、何故ここにいる。

召喚した覚えは無い。

呼んだの誰だ!

周りを見渡す。

とある王様が一人、汗を流しながら明後日の方を向いている。


「……アナタ?」

「父様……」

「王」

「ち、違うんだ!ここにいる王族が勇者を召喚してたからとか、そんなことは無いんだ!」


羨ましかったんだ。

その結果、社長かよ。


「息子がお世話になってます」

「あ、いえいえ……私も、緋命君に助けられてますから」


母は、何やってんだ?

二人して、ペコペコしあってる。


「ところで、ここは何所なんでしょう?」

「あら?どうやってここに来ましたか?」

「えっと、地面が光ったと思ったら、何時の間にかここにいて……それで、ウロウロしてたら、ここに来ました」

「ふ~ん……どんな召喚法で召喚したの?」


母が、キングを見る。

キングは、土下座した。


「気合でやりました!」


気合って、意外と万能だね。

俺に、気合は無いけど。

あるのは、魔力ぐらい。

そういえば、最近何も創ってないな。

今度、なんか創ろ。

キングが、王女と姫と真メイドに吊るされてる。

考え事をしてる間に、何があった?


「まじ、すいま、セン……グフッ!」


血を吐いて、気絶したけど……大丈夫なのか?

とりあえず、社長の事は母に任せればいいかな?


「あ、緋命君!ちょっと待って」


呼び止められた。

なんですか、社長?


「……なんか、小さくなってない?」


気のせいです。


「それに、喋ってないのに普通に話せるし……」


気のせいです。


「えっと、結局ここ何所?」


異世界です。


「……ホントに?」


本気と書いてマジと読むぐらいホントです。


「……帰れる?」


わからないです。


「そんな!?下着干しっ放しだよ!?どうしよう!?」


……そうですか。


「ごめん、嘘ついた……ホントは、洗濯物自体無いの……家事苦手で」


……………そうですか。


「……なんか、ごめん」


御気になさらずに。

帰る方法は、何とか探してみますので、のんびりとしててください。


「うん……頼りにしてるね?」


笑顔が綺麗。

美人若手社長で、有名になっているだけはある。

ところで、今日は何をしようとしてたんだっけ?


~ビル建設中~


ポポポポ~ン!


~ビル完成~


あっちの世界で、働いていた会社のビルをイメージして創ってみた。

特に意味は無い。

十階建てで、かなり大き目のビルだ。

とりあえず、一度やってみたかったことをする。

受付の前で、大の字で寝る。

床冷て~


「珍しい建物造るねぇ~」

「ディアズ君ですから」


懐かしの双子設定を持った、美人とイケメンの二人組みがやってきた。

家族だって知らなかったら、完璧カップルだよね。

ねっころがりながら、見上げる。

………スカートでしたか。

黒い肌着なんて、見なかった。

見なかったんだ。


「顔赤いけど、大丈夫?」

「あ、今スカートだっけ……ごっめ~ん♪」


そう言いつつ、スカートパタパタしないで。

こんな人だったのか!

けしからん!けしからんぞ!


「姉さん……」

「何、弟?」

「……いえ、なんでもないです……ディアズ君は立ちなよ」


面倒だよ。

まあ、このままだと上に乗っかられそうだから、逃げる意味も込めて、立ち上がる!


「あらら~残念♪」


何が残念なのかは、聞かないよ。

で、どうしたの?


「デッカイ建物が建ったみたいだから、来てみたんだよ」

「そしたら、ディアズ君が寝てたから近付いてみたの~」


なるほどね。


「とりあえず、ご飯食べに行かないかい?」

「むしろ奢って♪」


テンション高いな。

じゃあ、なんか食べに行こうかな。

チーズケーキとかモンブランとか。


「「乙女か」」


うっさいわ。

社長に仕事させたい。

てか、社長と絡ませたい。

社長楽しい。

頭おかしくなってきたわ。


もう、だめポ。

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