懐かしの浮遊感、そして……え?マジで?
何が起きた?
よくわからない回になった。
まあ、何時もの事か。
俺は今、落ちている。
メイの肩に担がれ、落ちている。
寝て、起きたらこうだった。
何故だ?
まあ、落ちるのなんか慣れ……るわけないねぇぇぇぇぇ!!!!!
NOOOOOOOOOO!!!!!
地面が!地め……あれ?地面が見えない。
……ん?よくよく見たら、周りの景色が……扉?
無数の扉に囲まれた、穴を落ちてる感じ。
なんだ、ここ?
「おや、起きましたか?」
はい、起きましたよ~
で、ここは何処?
「さぁ?マスターを起こそうと思ったら、魔方陣の中心にマスターがいたので、マスターの手を掴んだら、ここでした」
なんじゃそら?
どうしようか?
「どうしましょう?」
じゃあ、扉に入ろう扉。
「そうですね……これにしましょう」
おい、今、普通に浮かんだな?
最初から浮かべよ。
「嫌ですよ、めんどくさい」
……そっか。
メイが扉を開けて、その中に入ると……
「んぁ?」
ご飯中のイケメンがいた。
これは失礼。
「……なんだ、お前等?どうやってここに来た?」
「扉を開けて」
「……その扉に、どうやってたどり着いた?」
「魔法陣で飛ばされて」
頭抱えだした。
偏頭痛だろうか?
「……少し待て」
そう言って、瞑想を始めてしまった。
~約30秒後~
「いや~ごめんごめん!」
「いえいえ」
こちらの美人さんが、呼んだらしい。
なんでも、星刻ノ宝玉と言うのを見せて欲しいらしい。
……なんだ、それ?
「えっとね、こう、丸くて、虹色の……」
……………あ。
ばれない様に、メイの頭を見る。
そこには、加工され花飾りになった、あの虹色の宝玉があった。
言った方が、いいのかな?
「?マスター、私の顔に何か?」
……なんでも、無いです。
「ところでマスター……虹色の宝玉なんて、ありましたっけ?」
この子忘れてる!?
「ちぇ~無いのか~残念」
……よし、黙っておこう。
「じゃあ、今帰すね~」
「……まあ、暇な時ならいつでも来い」
「はい、またいつか」
そして、気付いたら何時もの寝室。
さて、あの花飾り……どうしよ?
あと、何者だったんだ?
~ギルドにて~
「お?この依頼良くないか?」おっさん。
「それよりこれじゃない?」薄い子。
「え~こっちがいい!」色気あり。
「早く行こうよ……」苦労人。
「……眠い」無表情。
「フェリ、紅茶を下さい」隊長。
「はい、わかりました」副隊長。
「うっわ、これ凄い報酬だな」小僧。
「うまくいけば、遊んで暮らせるね~」のんびりさん。
「……その前に、死にませんこと?」お嬢。
「やばそうな依頼にしないでくれよ?」幸薄。
「むぅ、このカメラいいわ……えへ」変態。
「キモイぞ、お前……てか、この写真だったか?何時撮った?」姉御。
「いちいち絡まないでくれないだろうか?」魔王。
「アンタも魔王なんだろ!なら、少しぐらい特訓に付き合ってくれよ!」勇者。
「そうです!あなたが協力してくだされば、少しでも楽に魔王が倒せるかもしれません!」巫女。
「私も、アンタとは戦いたいね」巫女の護衛。
「……皆さん、元気ですね」気弱君。
「あむあむ」元紙。
「はむはむ」元猫。
「もぐもぐ」竜の人版。
「よく食べるね~」母。
皆、元気だね~
ところで、あちらの四人は……何故いる?
「んむ!よう!元気してたか!」王様。
「食べながら喋らないで下さい」女王様。
「……邪魔している」姫さん。
「ここの物と比べたら、大した物ではないですが」真メイド。
お~餅だ。
中に何か入ってるのかな?
……美味そう。
元の世界では、雪見だいふくが好物だったんだぜ。
で、何故いるし?
「暇だった!」
「来てくれなかったから」
「……母様と父様が、行くと言うから」
「王族のお世話をするのが、私の仕事ですので」
さすが、メイドの鏡だね。
それにしても、王族ってこんな簡単に自国から出て良いの?
まあ、いいか。
さて、今日はなにをしようかな。
「出来れば、お客人の相手をしていただけますか?」
客人?
誰?
「え~あの~ここ、何所?」
ここにいる方々を基準にすると、普通だが……普通に美人の人だ。
んん?あの顔どこかで……
「あれ?緋命君?」
あ、社長だ。
……え?社長?
まさかの社長登場。
あと、最初の新キャラ、何?
もう、訳がわからないよ。