武王降臨!……ムッキムキですね~
やっと出来た。
今回は、セーブもとい保存がちゃんとできた。
という訳で投稿。
この小説、一番続きが思いつかない。
今回は、リアマさん達騎士のいた国にお邪魔している。
正式に拠点を移す為らしい。
ちなみに、騎士だけで他には付いてきていない。
現在、初期状態で騎士Aに肩車されている。
擦れ違う人に見られながら来た。
正直、恥ずかしいとは思わない。
ウチの国、下着一枚で動き回る方々が多いから。
むしろ全裸の少女もいるぐらいだし。
恥ずかしがってたら目を開けてられないっす。
ついでに言うと、お城の中の控え室?応接間?にいる。
「では、私とフェリは行きますね?」
頷いて手を振る。
リアマとフェリが部屋から出て行く。
騎士Aから降りる。
此処まで来た数人の騎士の皆に手を振って、二人を追いかけるように部屋を出る。
「相変わらず、自由な人だよな~」
『確かに』
~ストーキン……ミッション中~
姿を隠せる物と適当に創ったら、何故かダンボールが出来た。
ダンボールの中は意外と落ち着く。
こそこそと二人の後に付いてゆく。
此処の王様を見たくてやっている。
特に意味は無い。
「……ディアズ君は、なにをしているのだと思いますか?」
「……さあ、私には分からないですね」
会話をしているようだが、防音性があるのかほとんど聞こえない。
ダンボールって、凄いと思った。
~謁見の間にて……スニーキングミッション~
此処に来るまで、誰にも気付かれなかったぜ!
ダンボール万歳!
「なあ、アレってさ……」
「気にするな」
「いや、でも、アレ……」
「反応したらダメだ」
「一応って事も……」
「俺は知らん」
「……そうだな」
扉付近にいた御二方の騎士。
何かあったのだろうか?
丸くなりながら待っていると……上から人が落ちてきた。
「ハッハッハッハッハッ!!久し振りだな!リアマ!フェリエステ!帰って来ないかと思ったぞ!」
HAHAHAHAHA!と笑いながら椅子に座る王様?
この王様、一言で言うなら傭兵王。
灰色の髪と黒い瞳。
そして、ボディービルダーの様な筋肉を服の下に無理矢理隠してる感じ。
少し力んだら服がはちきれそうだ。
「挨拶はこれぐらいでいいだろ……何故来たかは置いといて、アレはなんだ?」
「え~アレは、今滞在している国の王です」
「……変わった、王だな」
視線が集まってる気がする。
見つかった?
とりあえずダンボールから出る。
リアマの後ろに張り付くようにして、王様と向かい合う。
「ふむ、覇気が無いな……動きも素人で、隙だらけ……まあ、人を惹き付ける才能はあるようだ……名前はなんというんだ?」
「この子は喋れないんです、ディアズと名乗っております」
「そうなのか?悪い事をしたか……俺の名前は、ランド・ディリード!武王と言われている!」
武王?武神でいいじゃん。
強そうだし。
「最近メイと名乗るメイドに負けてな……現在特訓中だ!!あのオーラさえなければ何とかなったんだがな!いる所にはいるものだな!ハッハッハッハッハッ!!」
……何やってんだ、アイツは?
てか、負けた理由……俺のせい?
まあ、いいか。
「……うるさいです」
「おお!すまんすまん!少し興奮した……それにしても、あのリアマがここまで入れ込むとは……面白いなぁ!俺もそっちで暮らしたいぐらいだ!!」
ランドさんの隣にいる宰相が、それだけはやめてくれ!!とでも言いたそうな表情をしている。
ランドさんは、その視線に気付いているようだけど、無視している。
自由な人だな~
「ディアズ君がそれを言っていいとでも?」
「もう少し厳しくした方が良さそうですね」
ごめんなさい。
さて、何しに来たんだっけ?
「そうでした!ランド様、騎士を辞めたいのですが」
「ん?別にいいぞ」
「ありがとうございます」
……ん?凄い事を簡単に決めなかった?
「アナタ……少しお話が……」
「え?あ、ああ、少し待っててくれ」
何処からか現れた王妃様?と一緒に奥の部屋に入っていく。
数分後、戻ってきた。
「……さっきの発言は、撤回させてくれ」
「分かりました……理由は聞かないでおきます」
「……すまん」
何があった?
王妃様が手招きしている。
いっちゃう?
小走りで王妃様の前に立つ。
「ディアズ君、で良かったですね?」
声は出ないので、頷く。
よくよくみると、美人さんだ。
綺麗な金髪と見とれてしまう様な蒼い瞳。
スタイルも抜群で、まさに理想的な体型。
だからどうした、と言う話。
「私は、あの人の妻で、この国の王妃をしています、シュラミス・ディリードと言います……ゆっくり話がしたいので、着いて来て下さい」
そういって、歩き出す王妃様。
抵抗が、出来ない。
大人しく着いていく事にした。
「最近、妻が冷たいんだ……娘も訓練ばかりで……」
「……変わってないと思うのですが?」
父親に厳しい家庭の様だ。
~テラスにて御茶~
庭と繋がっているテラスにてお茶をするらしい。
そして、本場のメイドさんスゲー。
まず気配が無い。
景色の一つに見える。
欲しい物があるとすぐに用意してくれる。
……こんなメイドさんが良かった。
ちなみに、このメイドさんの名前は、ステラと言うらしい。
黒髪赤眼で、王妃様と同じ様な体型。
ほとんど無表情だけど。
偶に苦笑する。
「ありがとう、ステラ」
「ごゆっくり」
綺麗な礼をして一歩下がる。
カッコいい!
これがメイドのあり方か!
ウチのは、冥土だから。
「ディアズ君、アナタにあって欲しい子がいるの……私の娘で、名前をアルミナ・ディリードというの……アナタと会えば、何か変わってくれるかもしれないから」
うん、さっぱり分からん。
とりあえず、茶菓子美味い。
あと、紅茶も美味い。
「来たようね」
「母様、何か御用でしょうか?」
背後で声がしたので、見てみると輝いていると錯覚を起こすオレンジの髪。
迷いの無い意思の篭った、綺麗なスカイブルーの瞳。
簡単に言うと美少女。
この世界は、美人美少女率が高いぜ。
「ん?君は……男?」
女っぽいと言われるけど、男です。
それが何か?
「……死ね」
金属同士がぶつかった甲高い音が響く。
美少女の剣とメイドさんのナイフがぶつかった様だ。
髪が数本持って逝かれた。
禿げたらどうする!
……あれ?俺、殺されかけた?
新キャラが増えてしまった。
しかも四人。
やってらんね。
なんか、ネタプリ~ズ!
海に行くとか、山に行くとか、そんな感じでいいか。