ストーキング……ばれなきゃいいんだよ……まあ、ばれてもやるんだけどね?
久方ぶりの、投稿。
無理矢理完結してしまおうか?
それはそれで、めんどくさいだろうけどね。
今日は、普段目立たない、影の薄い人の観察をしようと思う。
てか、メイとかリアマ以外、皆薄い気がする。
と、言うわけで、セリーネを観察する。
「何やってんの?」
「ストーキング」
「……」
ばれてる?
だからどうした!
「……あっそ」
それだけ言うと、そのまま歩いていく。
その後に付いて行く。
よく壊れる広場。
壊れてもすぐに直せるので、公園の様にしてある。
まあ、壊れるんだけど。
セリーネは、ベンチに座り、暇潰しに創ったラノベを読み始めた。
ラノベを創れたのは良かったけど……俺が読んだのしか創れなかった。
つまり、まだ連載中だったやつは、もう、続きが読めない。
まあ、大量に読んでたから別にいいけど。
~三時間後~
まだ読んでるよ……そんなんだから、影が薄いって言われるんだ。
飽き始めた頃、天然さんとお嬢が現れた。
「セリーネさんだ~こんにちは~」
「あら?一人で読書?暇人ね」
お嬢、すげ~
ちょー上から目線!
「別にいいでしょ……一人になりたくても、なれないんだけどね……」
最後の方、なんて言ったか聞こえなかった。
まあ、どうでもいいか。
観察を続ける。
「よければ~一緒に~ダンジョンでも行きませんか~?」
「ま、まあ、どうしてもと言うなら……一緒に行ってあげでもいいかしらね?」
「お誘いは嬉しいけど、先約があるの……また今度ね?」
「残念ですけど~しょうがないですね~」
「……フン!貴女なんていなくてもどうとでもなりますから!」
お嬢、ツンデレしてんなぁ~
「ええ、それじゃあ」
「また~」
「次は、一緒に行ってもらうから!」
「はいはい」
セリーネが動き出したので、後を付いて行く。
「それじゃあ、御二人とも~気を付けて~」
「い、いたの!?……き、気付いていましたけどね!」
「二人も気を付けてなぁ~」
小走りで、セリーネを追いかける。
~十分後~
皆の溜まり場、ギルドに着いた。
「あら?セリーネがディアズ君と一緒だなんて……珍しいわね?」
「……こんにちは」
「アレは、無視の方向で……」
「こんちわ~」
セリーネは、タリアさんとシーリスのいる席に迷わず行き座る。
俺は、その隣の席に座り、のんびりする。
「ディアズ君、何か飲む?」
「フェリさん……じゃあ、アイスカフェオレをお願いします」
「はい、少し待っててね」
~一時間後~
女子の会話って……やっぱ、なげ~
まだ続いてるよ……
シーリスなんか、付いていけないからこっちの席でケーキ食ってるよ。
てか、周りにいた女性がほとんど参加し始めてる。
会話を聞く気にもなれない。
「……今度、新しいケーキでも、作ろっか?」
「……ん」
嬉しそうな声な気がする。
あ~今日はここまでにしよ。
疲れた。
飲み物も、五杯ぐらい飲んだ。
昼飯、食いたくねぇ~
そう、まだ、昼なのだ。
女子って、元気だよな~
「はい、トンカツ定食」
「ありがとうございます」
さて、昼飯でも食って、寝るか。
まあ、影が薄いから。
途中から、消えた様なものだからね。
気にしちゃダメ。