……コ、コンテスト?な、何のことかな?覚えが無いな?
アニソン聴いてたら、思いついた。
というわけで、投稿してみた。
読み返してみると……なんだかな~
「一名様、ごあんなぁ~い♪」
「え?」
朝、起きたら何時ぞやのコンテスト会場にいた。
何が……起きた?
目の前にメイがいる。
「何が起きたか、分からないようですね?」
「……何をする気だ?」
よくよく周りを見渡すと、住人全員がいる。
この暇人どもめ!
「マスターの声も出る様になったので、歌自慢コンテストでもやろうかと」
「……………は?」
歌自慢コンテストって……世界が違うんだが。
大体が俺、歌そんなにうまくないし。
「マスターはとりあえず……歌え♪」
「……了解」
観客全員が、静かに見守ってくる。
この空気で、歌えと?
選曲は……洋楽?演歌?アニソン?オーケストラ?ロック?……どうする?
起きたばっかだから、頭働かない。
もう、どうでもいいか。
咄嗟に歌詞が出てきたのが、ジブリ作品のラ○ュタの「君をのせて」。
歌い終わったら、歌い終わったで……恥ずかしい。
ブーイングでも歓声でもいいから、何か言ってくれ!
チェンジを要求する!
「え~ボケるでもなく、真面目にやるでもなく、地味に終わりましたね~」
「でも、そこがディアズ君らしいですね」
「ユウ君カッコイイ!!」
メイ、リアマ、母の三人が何故か司会席で、コメントしてくる。
何でも良いから、この羞恥プレイを早く終わらせてくれ!
「では、第二曲目……お願いします!」
「ちょっと待とうか」
おい、二曲目って……おい。
状況整理させてくれ。
「これは、歌自慢コンテストなんだよな?」
「はい、マスターの歌自慢コンテストです」
「……」
「……何か?」
「……別に」
それ、もうコンテストじゃないじゃん。
「とりあえず、早くしてください」
「……どうなっても知らないぞ?」
「どうだ!」
「選曲がいまいち……45点」
「声は良いです!60点」
「もっとテンション上げて!30点!」
「……ショボ」
ヤケクソで、Fateの「きらめく涙は星に」を歌った。
それが、この結果か……
「ディアズ、もっと頑張れ!」
「ダマレシネ」
「何故に!?」
「三曲目、よろしくぅ♪」
全力で、「創聖のアク○リオン」を熱唱した。
「もう一声ですかね?75点」
「こんな曲あるんですね~85点」
「良い感じよ!80点!」
「何時終わるんだよ……」
「全員から100点を取れるまでですよ?」
終わる気がしねぇ~
喉が……痛い。
死ぬ気で、マ○ラブの「未来への咆哮」を歌った。
アニソンしか、知らないわけじゃないよ?
カンペに、アニソン歌えって……メイが……あれ?
なんでメイが二人?
「熱い!95点!」
「燃えてます!95点!」
「後一曲!95点!」
もう、無理……絶対喉が壊れる。
「……コホ」
声が、出なくなった。
まあ、皆楽しそうだからいいか。
最後の一曲は、魂を込めての「魂のルフラン」。
『100点!』
誰か、喉飴か喉薬持ってない?
よくよく考えると、音楽は誰が?
見渡すと、レイスと勇者がギター、フェリさんがピアノ、お姉ちゃんがベース、姉御がドラムだった。
何やってんの……この人達?
皆が歌いだしたので、外に出る。
空を見上げて、一言。
「もう、ヤダ……」
ここの奴ら、絶対頭のネジが数本外れてるよ。
あ~ボーカ○イドの曲でも、聴きたい。
……俺の頭は、腐ってるんだろうか?
もっと、マイナーな曲の方が良かったかな?
まあ、アニソンならたくさん知ってるし、その内出すか。
……なんだかな~
ディアズ君同様、自分の頭も腐ってるかも。