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最弱ですが、何か?  作者: ディアズ・R
空中庭園編?
30/43

ウチの国って、商人に価値が無いよね?

なんだか、更新が遅れてる。

でも、いいよね?

俺だし。

新しい客に商人が来た。

セールス嫌いなんだよね。

特に押し売り。

うざいのなんの。

オレの護衛として、メイ、リアマ、アーちゃん、姉御、お姉ちゃんの五人がいる。

世界を狙える護衛だな。


『何用ですか?』

「いや~この国の商品を売る為の契約をしに来たんですよ!」

『はあ?』

「レベリア王国に売っていたポーションやエーテル!アレは効果も確かなうえ安い!この商品を売る事が出来ればかなり儲けられると思いまして……それで契約です!」

『撤収』

「分かりました」

「そうですね」

「は~い」

「つまんね~」

「会う意味すらありませんでしたね」


俺を含めた六人は、上に転移する準備をする。


「え?あ、あの!儲けられるんですよ!?いいのですか!?」

『別に金なんか要らないし』


創れますから。

暇潰しとして、創っては渡す、をしてるだけだし。

商人を通すと面倒だ。


「ま、待ってく―――」


最後まで言い終わる前に転移。

解散して自由に過ごす。

俺は、スケッチブックを擬人化する為に材料を創る。

だって、書くの面倒じゃない?

まあ、書いてないけど。

それに、喋ってくれる様になった方が便利だし。

ところで、なんで全員俺から離れない?


「ここがいいんです」

「右に同じく」

「私は~安全の為に~」

「なんとなく」

「ディアズ君と一緒がいいから」


さっきもそうだけど、お姉ちゃんは正直だね。

俺なんかと一緒にいて楽しいか?

ま、いいかな。

飯食うか。

今日は、カレーだ!




また商人が来た。

今度は、アモールの水を直接買いに来たらしい。


「それで、出来れば売って欲しいなぁ~なんて、ダメ、ですかね?」


気の弱そうな青年。

高校時代の自分を見ている気分だ。


『質問に答えられたら、売りましょう』

「え、ホントですか?」

『質問その一!』

「あ、たくさんあるんですね」

『戦闘になったら?』

「全てを捨ててでも逃げます」

『最終問題!』

「早い!?」

『目の前に竜が現れました、逃げることが出来ません……貴方ならどうする?』

「諦めて眺めます」

『ここに住んでください』

「ええ!?」


ここまで気が合う人がいるなんて!

ぜひとも一緒に居たいですな。


「え、あ、その、えっと、よろしく、お願いします?」

『護衛の人達合わせて、八名ごしょうた~い』




いつもの様にギルドの食堂で、歓迎会?をする。

少し多いので、気の合う商人さんだけ名前を聞いた。

メイ達はしっかり全員に聞いていた。

商人の名前は、ティティリ・トルク。

一緒にパフェを捕食した。




「太郎……お前……」




あれ?なんか変な電波が……

なんだろう?

誰かの寝言かな?


「おお、ディアズじゃん」

『やあ、和樹……太郎って知らない?』

「……元の世界の、俺の、悪友だ」

『へ~じゃあね』

「聞いてけよ!?」


メンドクサそうじゃん?


「あいつはな、変態とゆう名の紳士だったんだよ……」


お、猫だ。

ん?なんで猫?

ま、いいか。


「いつも正面から突っ込んで、ボコボコにされる……」


肉球プニプニしてる。

抱っこしてお腹を撫でる。

気持ち良さそうにしやがって!


「しかも、あいつは、その行為を覗きと言い張った……」


ヌクヌクしてる。

近くの芝生に大の字でねっころがる。

猫が俺のお腹に乗って手足を伸ばして寛ぐ。


「そしてとうとうあいつは、覗きに成功した……でも、そこで事件が起きた」


意外と懐かれた。

頭を撫でる。

目を細めて喉を鳴らしてくる。


「覗いた瞬間、鼻血を出して、倒れたんだ……」


眠くなってきた。

おお、お前も眠いか?

日も出てるし、風邪は引かないか。


「しかも、その衝撃で、覗いた瞬間の記憶が飛んでた……」


それじゃあ寝るか。

御休みな~

猫の背中を撫でながら目を閉じる。


「その日から、あいつは……て、おい!寝るなよ!」


ヌクイ。


「はぁ………太郎、お前は今でも、紳士か?」

太郎って誰だ?


猫、どうやって来た?


まあ、ペットにするか。

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