レベルアップ!……だよね?
描写?難しい。
たちけて。
いったん詰もうかな……
ヴィルマさんが、不思議なダンジョンに行きたいようだ。
何故か一緒に行くことになった。
お姉ちゃんは、俺の護衛としてついてきてくれるそうだ。
天使二人と和解出来たようで、なによりなにより。
そういえば、キラーとかどこ行ったんだろう?
お姉ちゃんと手を繋いでダンジョン探索中。
ヴィルマさんは、前に出て戦いまくってる。
楽しそうだ。
武器は、カリナが持っていった魔槍だ。
「あれは、宝箱?」
『ミッ君!』
声は出てない筈なのに、まるで聞こえているかのようにこちらに跳ねて来る。
蓋?を開けたり閉めたりして、何か言いたそうだ。
ガパガパうるさい。
『この先、危険?』
「分かるんだ……何言ってるか」
遠い目をしないで、お姉ちゃん。
とりあえず、危ないことはしたくないので、回り道をすることにした。
メイとリアマの声が聞こえた気がするが、気にしないことにする。
【スライムが あらわれた】
殺される!
「ディアズ君……せめてアレぐらいは倒そうか?」
「男なんだ、頑張れ」
そんな!?
二人とも酷い!
足がガクガクする。
俺に、勝てるのか?
ゲーム風にして逃げるか。
・戦う
・道具
・装備
・諦める
逃げるが無い!?
そんなバカな!?
スライムが突っ込んできた!?
どうしよう!?
そうだ!道具だ!
霜降り肉!
【スライムは 肉に夢中の様だ】
こんなテキストあったっけ?
いや、今はそんなこと気にしてられない!
来い!スライムハンマー!
創造の杖で、ヤン○スの不思議なダンジョンのスライムハンマーを創る。
滅茶苦茶重いけど、振り上げて……叩きつける。
べちゃっていったよべちゃって……うへぇ……
【スライムを 倒した】
【レベルが 上がった】
おお!レベルが上がった!
なんか嬉しい!
【MPが 5390上がった】
【腕力が 2下がった】
【魔力が 1下がった】
【魔防が 2上がった】
【速さが 4下がった】
【根性が 1000下がった】
あれ?
下がってない?
え~つまり……
レベル…1→2
HP…プライスレス
MP…200037→205427
腕力…7→5
守り…3
魔力…1→0
魔防…58→60
速さ…9→5
運…666
賢さ…198
根性…0→-1000
こういうこと?
あれ?レベル、上がったんだよ、ね?
あれ?おかしいな?
あれ?ん?なんだ?
疲れてるのかな?
きっとそうだ。
………畜生め……覚えてろよ?
「やれば出来るじゃないですか」
「素晴らしい手際でした」
もう戦いたくない。
……見事に根性が無くなってる。
もうヤダ。
帰る。
か~え~る~!
「急に子供の様にジタバタと、どうしたんですか?」
「子供は苦手だから、任せた」
もっとレベルを上げると、どうなるんだろう?
……気になるけど、上げたくない。
無理矢理奥に連れてかれた。
ヴィルマさんが、無双してる。
俺は、お姉ちゃんに抱っこされながらあやされてる。
「大丈夫だよ~私がいるからね~」
アンタ本当に魔王かよ。
だがそこが良い。
そして、眠い。
「あらら?眠くなったの?いいよ、寝ても……おやすみ」
俺は、子供、じゃ……な、い………
眠りに落ちた。
起きたら、海の中だった。
なんだここ?
わけ分からん。
何故海の中?
自分で書いててわけ分からん。
もう、どうにでもなれ!
ディアズ君は、永遠にザコで最弱で脆弱な主人公です。
悪いか?
……悪いな。