物語は、終わり……ません!
短い。
ネタがない。
でも、書きたい。
女悪魔に助けられた。
とうとう頭がイカレタZE!
「大丈夫ですか!?生きてますか!?」
あ、この悪魔優しい。
スケッチブックはどこだぁ~
お、来た来た。
……スケッチブックが飛んでる!?
「な、なんですかアレは!?」
この人……悪魔欲しい。
明らかに常識人じゃん。
悪魔だけど。
てかさ、俺のスケッチブック、何も書いてない筈なのに、俺が何を言うか次のページから書かれてんだけど。
怖い……使うけどさ。
『あなたは、誰?』
「え?ああ、私は魔王のルシファーです」
……………最近こんなんばっか。
ルシファーって男じゃないの?
いや、この世界ではコレが常識なのか?
「戸惑うよね……私も女に転生した時は驚いたから」
『いえいえ、あ、自分ディアズといいます』
あ、俺は正しいのね。
四対八枚の黒い翼。
スタイル抜群で、胸も……うん。
すごく、大きいです。
あと、美人過ぎる。
そしてなにより、カリスマオーラがすごい。
「ディアズ君ね……そういえば、なんで落ちてきたの?」
『落とされた』
「命を狙われてるの!?」
『そういうわけじゃない』
「……ん~なら私が一緒にいてあげる!私のモットーは、誰にでも優しい世界を創る事!」
ルルー○ュ!?
このひ……悪魔、死にそうだ。
『それを決意した切っ掛けは……一人の女の子ですか?』
「よくわかったね?リリスって言うんだけど……見た目少女だけど、中身は最古の悪魔だから」
何ともな……ま、いいか。
俺は何時までお姫様抱っこされれば良いんだ。
偶には、されるよりしたい。
「上に行ったほうが良いのかな?」
『下でお願いします』
「了解!」
これが、魔界の王と言われる悪魔……天使より良い気がする。
俺に配慮してか、ゆっくりと下に下りてくれる。
……お姉ちゃんと呼ぼう。
転移石の遺跡に到着。
3人ほどの冒険者?
「な!?悪魔だと!?」
「勇者様!」
勇者、だと!?
よし、殺そう♪
「物騒な事を考えないでください」
『どうせ俺一人じゃ出来ないんだから、考えるぐらい良いじゃない』
「それもそうですね」
何時の間にか転移してきたメイがお姉ちゃんの隣に立つ。
「あなたは誰?」
「メイと申します、マスターがお世話になりました」
「あ、ご丁寧にどうも、私はルシファーと言います」
「……」
メイの思考が停止した。
さすがに予想外だったか。
勇者一行に話でも聞くか。
『あなた方は何故ここに?』
「え?あ、ああ、レベリア王国の王様から聞いたんだけど、ここにすごい国があるから行っておけって」
新しい城のことを書いた手紙、明日出そうかな。
『では、三名様ご案内』
遺跡が輝き、景色が切り替わる。
そして着いた場所が、空中都市。
「なぁ!?」
「すごい……」
「綺麗だな……」
勇者、巫女、女戦士の三人は、戸惑い、感動し、称賛する。
なんか、照れるぜ。
「ここが、ディアズ君の住んでいる国、か」
お姉ちゃんが、なにやら考えている。
メイがゆっくりと前に出て、俺を合わせて5人の方に反転する。
メイド服の端を持って、お辞儀する。
「ようこそ、我らの国、大空の頂に聳える世界樹へ」
いったん住人が増えなくなります。
嘘じゃないよ?
お姉ちゃんにフラグを立てる。
勇者は、今まで通りギャグキャラに昇華します。