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最弱ですが、何か?  作者: ディアズ・R
地上編?
21/43

ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~……天使、だよね?

天使が……どうしてこうなった。

いや~最近いいことなくってさ~

もうやってらんないって感じ?

なんて言うかさ~もうね、ホント、やってらんない。


「考え事ですか?」


アンタ誰よ?

俺の部屋にどうやって入った?

てか、ベットから出ろ。

俺のキングベットだ。


「この布団は暖かいですね」


俺の陣地だ、帰れ。

そして俺から離れろ。

顔近い。

拳分ぐらいしか距離が開いてない。

俺のファーストキスは、俺と好き合った人のだ。


「ところで貴方様は、誰ですか?」


こっちの台詞だ。


「何か言ってくださいません?」


しょうがない。

おいで、マイスケッチブック。


『俺は喋れない』

「そうなのですか?」

『俺はディアズ……アンタは?』

「これは丁寧に、私はアーディマ・セラフィムと申します……アーちゃんとでも御呼びください」


セラフィム?

熾天使だっけ?

何故ここにいるし。

てか、これゾンだ。

良く見たら見た目もこれゾンのセラだ。

目が吊り上ってない垂れてるセラだ。

羽は葉っぱじゃなくて白いけど。

三対六枚の翼だけど。


「私はディーちゃんと呼びますので」

『少し黙ってろ、アーちゃん』

「酷いです……偉い天使なんですよ?……あれ?」

『二度は言わん』

「……ごめんなさい」


どうしようか。

あ、こんなところ誰かに―――


「マスター!早く、起き……て?」

「メイ!ディアズ君にもプライベートとゆう、もの……が?」


―――見せられないはずなんだけどなぁ。

ノックしようぜ。


「ディー君、御客さんですよ?」


さて、どうしようか。

どうしようもないな。


「マスター」

「ディアズ君」


逃げるか。

いや、無理か。


「誰ですか?」

「そして、何をしていたんですか?」


最終手段で、行くしかない。

でなければ、俺は、生き残れない!


アーちゃんの手を掴んで、窓から飛び降りる。

アーちゃんが飛べると信じ―――


「一つだけいいですか」

『なんだ?』

「実は、私……高所恐怖症でして」


……………は?


「正直、今すぐ気絶したいです」


現在落下中。

全ニ名中、役立たず二名。

どうなるか、わかるだろ?


「私、目を瞑っているので地面に着いたら言ってください」


死ねば……このままじゃ死ぬか。

変化の杖も部屋に置きっぱなしだし。

助けて、まともな天使。


「何やってんだ、アーディマ」


まともそうな天使キター。

ご都合主義万歳。

とあ○魔術の禁書○録の神崎○織ですね。

伏字が多い気がする。


「とりあえず降りるか」


ところで何しに来たんだ?

俺の中の天使像がおかしいな。


どうなってる?

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