説教?いいえ、O☆HA☆NA☆SI☆です♪
自重?何それ?美味しいの?
ごめんなさい。
じ~ちゃ~ん。
「お前はまだ、来るべきじゃない」
……誰だお前!?
俺のじいちゃんは、こんなかっこいいこと言う人じゃ……うん。
そういえばこんなんだった。
「フ……さあ、戻れ」
アンタ……いや、じいちゃん!
俺、頑張るよ!
「ああ、しっかり見ててやる……じゃあな」
ハッ!?
俺は、いったい。
……いつ廃墟に出た?
周りがボロボロの家やらなんやらしかない。
ゴーストタウンみたいな雰囲気。
近くに騎士の人が倒れていた。
とりあえず、安全そうなところに運んでおいた。
他のところにも倒れているので、同じところに並べておく。
あ、メイ見っけ。
魔剣と一緒に回収する。
この魔剣MP80000消費したんだぞ?
もっと丁寧に扱え。
「あ~これは何があった?」
冒険者一行が呆然としてる。
依頼をしに行って帰ってきたらこれだもんな。
しょうがない。
残りのMPでは、何ともできないレベル。
もっとMP増やすかな~
DQの不思議な木の実ならいけるんじゃね?
『いろいろあった』
「そ、そうか」
「やりすぎだろ……」
「魔王でも来たのかね……」
「人間はいないのか……」
「……凄まじい」
初めて傭兵風と魔法使いの二人以外と喋った気がする。
むっちりしたお姉さん。
きっと武器は鞭だ。
お色気役と見た。
爽やかなイケメン。
弓矢を背負っている。
ギャグキャラでなければ許さん。
無口っ子。
回復役っぽい。
とても、好みです。
『手伝って』
「……わかった」
このとき俺は泣いてたらしい。
何とか全員回収した。
起きた人から捜索に参加してくれて助かった。
今回の原因の二人は、現在正座中。
騎士の人達がO☆HA☆NA☆SIをしている。
直視できない。
俺が最初怒っていたが、怖くないらしい。
反省の色が見えないことから、騎士の人達が代わりに説教してくれている。
さすがに二人がヤバ目だったので、止めようとしたら、「ディアズ殿は甘すぎます!」と言われた。
おれ、頑張ってるよ……
O☆HA☆NA☆SI中、隅っこで泣いていた。
冒険者と騎士団の女性陣が何故か励ましてくれた。
メイとリアマは、死んだ魚の目をしていた。
リアマが最初の印象から遠ざかっていく。
てか、二人とも敬称を付けて呼ぶにあたいしない。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「…………………………」
リアマは壊れた。
メイは【返事がない ただの屍のようだ】状態。
騎士の方々スゲー。
次回、冒険者一行の名前が明らかに!
何時の間にか国が発展!
これからどうすんの!?
頑張ります。