第四話 あーそういう感じだ。
ーー翌日の歴史の授業ーー
ガラガラと扉を開けて入ってきた、すっごい体格の良いイケメン先生は、板田 ゼルガ先生。
名前から分かるようにハーフだ。
が、人は見た目と経歴で判断してはいけない。
この人の担当科目。歴史だ。
偏見かもしれないが、言わせてほしい。
あの体格でなんで体育科じゃないねん!!
あともう一つ。とっても失礼なことを言うが、
なんで外国語科じゃないねん!!
「お前らー席つけー」
「「「はーい♡」」」
クラスの女子達ほぼ全員がこの返事、そう。
この先生バカモテる。
「良しじゃあ今日は、フランス革命だな」
「......先生。昨日まで僕ら幕末でした」
「そうか、じゃあ間を取って
第一次世界大戦にしてやる」
「.........」
陽斗。ドンマイ。と、今の流れを分かったように、
この先生。適当である。最早、教育委員会に通報してもいいレベルで。
「時雨ー今先生に対して失礼なこと考えたな?
腕立て伏せ10回だ。赤点回避するまでやるから
覚悟しとけー」
「.........あー今日もそういう感じですか」
「もう慣れたろ?」
「慣れたく無いっすね」
「はい口答えー+6回ー」
クラスが爆笑するなか、何故俺と陽斗だけ
先生とこんなに容易く会話しているか説明しよう。
ゼルガ先生は、体育の成績が良い俺と陽斗を何故か
気に入っている、因みに俺達の歴史の点数は、20点、16点である。俺が上だ。うん。なんで気に入った?
「快斗〜私のノート乗せるねー」
「は?」
このかぐや姫さんは
腕立て伏せをしたことがないのかな?
あーそっか、月って重力地球の6分の1だもんな。
そっかそっか。(諦め)
と、またもや俺の1日がこんな感じで
始まってしまった。
ーー昼休みーー
「快斗〜〜お昼食べよ〜♪」
「ちょ有華さん?あんま仲良くされると、ね?
男子の目線がさ....」
「やーだよっ♪」
「はぁ~.....」
この男子の目線で関節的に俺を殺しにかかってくる
可憐な少女は、
学年1のマドンナ!
四宮 有華
有華って名前をつけた親御さんのセンスを
恵んでほしい。
すまないな、男子諸君。これが、『勝ち・組!!』
ってやつさっ、
ま、この子別の学校に彼氏がいるとか。
はぁ~な~んで俺の周りの女子は、
リア充ばっかなのかなー
「お前俺の事情知ってるだろ.....」
「でも快斗って面白いんだもーん♪」
そう、何を隠そう俺、快斗は女性恐怖症である!
小学生の頃だっけな、
俺は女子から◯めを受けていた。
それも、このデジタル社会に合った陰湿〜なやつ。
『お前の顔拡散するぞ〜』とか
わざわざライングループの俺への陰口を関節的に
見せる
とか、数え出したらキリがない。
みーんな俺が何を言わないことを良いことに
やりたい放題。俺はな~んもしてないってのに。
そんなときに、瑠夏が俺を助けてくれた。
あいつは、男子からモテた。俺の◯めの火花が、
瑠夏に飛ばなかったのは、男子の一群が瑠夏の肩
を持ったからだ。
結局。女ってのは、顔、金。瑠夏だって許嫁いるし、
有華の彼氏だってどうせイケメン。
ゼルガ先生への女子の視線だって顔顔顔。
まあ当の本人は筋肉に惚れてそうだけど。
ーーーーーそうだ、いつだってそう。
皆、中身なんて見やしない。
真面目な人が馬鹿を見る世界。
俺はこの世界が、心底嫌いだ。
「どうしたんですか〜そんな顔して〜
かぐや姫が聞こう!」
「お前有華にそれ言ったのか?」
「へ〜瑠夏ちゃんってかぐや姫なんだ〜
確かに可愛いしね〜♪」
俺がおかしいのかな。




