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第七話

前回は、恋華さんと配信をしていた。Fランクダンジョンに潜入調査して、結局敵が少し強くなっていたという結論を得た。


 なぜ強くなったのか、それは突き止めることはできなかったが。協会がFランク探索者のダンジョン潜入禁止令を出すことには繋がった。


 そして、その配信中にアワ様からコラボ要請が来ていた。再三前の前の配信の時だって要請きてたし。本当はもう少しあとの予定だったのだが。


 俺もアワ様も今日なら開いてるよー!とのことで、急遽、


「ちーっす。」


「こんにちわ~!アワです〜!」


『昨日の今日でコラボ!?』

『行動に移すの早すぎて草ww』

『星斗、ハーレム作んの?』

『また女と絡むのか…』

『アワ様、良かったな』


「はい!よかったです~!」


「女としか絡んでないみたいな言い方やめてくれるか!?いや実際そうなんだが!……男からコラボ誘われねぇんだよ…」


『あ、なんかごめん』

『友達いないんだな』 

『ぼっち君かぁ…』

『ご愁傷様です【¥40000】』


「友達はいるから!あ、それと!!お前ら財布死ぬぞ?まじで」


 ……恋華さんだけだけど。彼女には浮気されたし、その浮気相手は俺の唯一の男友達だったし。


 だから、もう俺にはほとんど友達がいないんだぁあ……


「そうだよ?私が友達だもんねー。けど、星斗君とクルミちゃんは恋人だしー?」



『俺たちは身を削ってスパチャしてるんだから、はよくーちゃんとくっついてくれ()』

『草』

『公認なん!?』

『速報、星斗裏切られる』

『やっぱり付き合ってるように見えるよなぁ!?』


「そうそう!配信とか見ててもさー、どう考えても付き合ってるんだよね!距離感がさ!」


「いや実際付き合ってたらもっとイチャイチャしてますよ」


『充分イチャイチャしてんだよ』

『これ以上があるだと…?』

『距離感!わかる!』

『アワ様も狙ってるのー?』


「さぁどうだろうね?私も狙ってたとしたら、星斗君、モテモテじゃん〜!」


「火種にしかならねぇんだよなぁ…。」


『そんなこと言ってホントは嬉しいんだろ』

『俺たちを裏切るなんてないよな?』

『いや考えろ、もともと彼女持ちだったんだぞ?』

『たし蟹』

『すでに裏切られてたってことかぁ…。』


「嬉しいように思うか…?まあいい!今日はなにするんですか?」


『強引に終わらせようとしにきたな』

『照れ隠し?』

『照れてるのバレてますよー』

『星斗って可愛いとこあるよな』


「照れ隠しじゃねぇ!」


「今日はね~!やっぱりダンジョンに潜ります!」


『案の定』

『やっぱこの二人だしぃ?』

『結局星斗無双になるのが見える』

『まぁSSSだしな』


「そうだね~。私も、星斗君に守ってもらおうかな?ってことで、今日はSランクダンジョンに行きます!」


『まじかよ』

『なかなかハードじゃね?』

『Sランクダンジョンかぁ…?』

『ちょっとミスったら一気にやばくなる気がするけど…』


「みんなさぁ、忘れてない?私、SSランクだよ?」


『皆さぁ、忘れてない?星斗、SSSランクだよ?』

『草wwww』

『まぁSSSランク居るしいっか(適当)』

『アワ様っていっつもこんな扱いなの…?』

『そそ。完璧ないじられキャラ』


「ちょっと!私を弄るなぁ!!」


「まぁ、俺SSSランクだし?余裕で守ってあげますよ。」


『かっけぇwww』

『流石w』

『ちょっとキザ??』

『流石に負けねぇよな』


「じゃあ潜入するよ??Sランクだから!心して行くこと!」


「はーい。」


『言う人反対ですよ』

『普通は星斗が忠告する側では…?』

『どっちも強いしいいんじゃね?』

『ってかSランクってことは敵と意思疎通できるかもってことか?』


 ……そう。今チャットで流れてきたように、Sランク以上のモンスターの一部は、意思疎通ができるキャラがいる場合がある。


 もっとも、前のゴブリンの場合はできなかったように、できることのほうが少ないのだが。


 もしできたなら、この異常が起こっている原因について聞くことができるかもしれない。


 なんて淡い期待を抱きながら、俺たちはダンジョンへと潜入していくのであった…。





 _______





 イケメンだからね。勝手に女の人がよってくるのよ。

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