表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
捕虜少女の行く先は、番(つがい)の腕の中?  作者: BBやっこ
第二幕 城外
PR
67/411

参加希望

「失礼致します。」


妙に丁寧な物言いは、キース様がいるからか。

セリでは食事の匂いはわからないが、

ワクワクと昼食が配膳されるのを待つ。


しかし、恰幅の良い獣人の後ろには騎士が数人いるようだ。


配膳に来たのだろうか?

食事はあるかな?と気になるくらいにはお腹が空いている。


正直に、目線で確認した。

後ろの騎士に知った顔だと気づく。


“もう少し待ってろ”


目でにメッセージを送ったのは、垂れ耳の犬獣人、アレクセイ。

セリが頷いたのを見てからは、素知らぬ顔で騎士然として居た。


(早く食べたい)と思いながら、待てのように黙っておとなしくしている。



「やあ、隊長が配膳をしに来たの?」


キース様の上品な問いには“お呼びじゃない”という遠回しの意味が入っていたりして…と応援する気持ちがわく。


「お食事はお待ちしましたが、少々お話を良いでしょうか?」


(まるで昼食が人質に取られたみたいだ。)

セリは不貞腐れた。態度は隠せなかった。


「子どもを外の任務に連れて行くと聞きまして。

我が軍からの同道のお誘いもあるかと…」


話題は、セリに話が来た採取依頼についてらしい。


連れてけって事?直談判に来たのかなあ。今じゃなくて良いのに。


許可があるんだから、文句つけて良いの?


「我が隊からも護衛を是非に。

特に子どもが居ては、心配な面が多いでしょう?」


(ああ。子供は連れて行くのに、自分のところへ誘いがないのが不満なのか。)

態度がもう、邪魔者って扱いだ。

子供がいるってだけで邪魔にされる事はよくあるけどね。


「君の隊もだけど、体力面でついてこれないでしょ?

グスタフは専門家、シュルトは知識があるし僕の世話係。


護衛は2人で十分だよ。」


2人は、ロードとカナンかな?

あー。派閥違いで面倒なのかなあ。…長くなりそう。


「お腹空いた」ぽそりと言った呟きは、隣の席に居たロードには伝わる。

頭を撫でて慰めてくれるが、食事が冷めないと良いけどー。



「セリなら担げるでしょ?

おたくの隊はついて来れないときに、どーするの?」


「くっそれは、ですね…」

隊長は、苦し紛れなのか目で食事の配膳を指示する。

統率力のアピール?帰る気はないね。


「そこは、待機や魔物の討伐に当てられます。数が少ないのはそれだけ

動きも取れないかと。」


「夕暮れには帰ってくる距離だよ?それに、このメンバーで火力が足りないって?」


まだ話てるけど、食事にありつける。


セリのお守りという建前で

キース様に近づきたいっていう本音が展開されている。


セリは聞こえてくる声より、もう目の前に来た食事に目がいっている。

「服着てる」


ティーポットに被せるカバーのように、布で保温したもの。

ドームのような金属?のカバーもしてあった。魔石が埋まっていることから保温の魔導具なのか。


(ありがとう!)


騎士達の配慮で、ほかほかと温かい食事は守られた!

おかわりできる量なのか、このメンバーで食べ尽くせる量が準備してある。


頼んだら、よそってくれるんだろうか?

騎士は貴族への配膳マナーもできるらしい。


たぶん普段よりグレードアップした食事に、席についている皆の

マナーを見て学ぶ。


まだ、隊長が話しかけ、キース様がいなしているが。


そんなやり取りはもう気にせず、

セリはロードにステーキ肉を切ってもらう。


机が高い上、切るのに力がたりない。

会話には入らず、ロードに世話を焼かれながら


肉を頬張った。

「美味しい。」


ボリュームがあるため、全部は無理だが食べれない分は

ロードが手伝ってくれる。


味わい、堪能しつつ昼食が進んでいった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=127584147&size=135
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ